埴輪の近況ノート ～とある作家の日常生活～

「アルむげ」が45位になって思うこと

45位（1884作品中）。

……というわけで、妙な時間（2016年8月15日午前1時15分現在）にこんばんは！

埴輪です！

お陰様で、「アルケミー∞ウェイスト ～落ちてきた歌姫～」が漫画原作コンテストの週間ランキングで「45位」となりました！

作品をご覧いただいた皆様、宣伝して頂いた皆様、評価して頂いた皆様、そしてレビューを書いて頂いた皆様、本当にありがとうございます！

大賞を取るためにまだまだ通過点、さらに上を目指していかないといけないところですが……今の私にできることと言えば、「アルむげ」の宣伝をコツコツ続けていくことぐらいで、後はもう読者の皆さんの裁量次第でございます！

でもって。

これまで漫画原作コンテストに取り組み、ランキングなどを観察させて頂いて思うことは、すでに何度も述べてきたこともありますが、作品を読んで頂くこと、評価して頂くことの大変さです！

……いや、大変さというと意図的に作品を読んで貰うことが可能であるかのようなニュアンスも感じ取れるので、より正確に言うならば、読者の皆様が作品を読み、評価するという一連の流れが生じた際、その対象が自分の作品となることが、いかに奇跡的であるかということに驚嘆している……といったところでしょうか。

読者の皆様に作品を読んで欲しいとお願いしたり、勧めすることはできても、最終的に読むか読まないか、そして評価するかしないかの判断は、読者の皆様の手に委ねられているからです。

もちろん、その薦め方、お願いの仕方によっては、読者の皆様が作品を読もうという決め手……とは言わないまでも、きっかけになることは十分にあると思いますが、それでも読みたい、評価したいという想いは、読者の皆様のものだと思います。

だからこそ、嬉しい。

だからこそ、価値があるのだと思います。

これが例えば、宣伝方法の如何によっていくらでも結果を左右できるというものであれば、何よりも重視すべきは作品よりも宣伝方法ということになってしまいます。

……ただ悲しいかな、今の世の中は少なからずそういう側面があり、それによって成功している事例が存在していることも事実です。

ただ、その成功……に見えていることはほんの一面でしかなく、それを求めるがために本来の意義を見失ってしまっては本末転倒、長い目でみると良い結果を招くはずもないのですが……誰の目にも分かりやすく、明確なものを成功として捉えている限り、この流れは変わることがないと思います。

そこに、良いものは必ず選ばれる、あるいは、選ばれるからこそ良いものだという考えが加わることで、誰もが納得しているのならば良いとなり、それもまた間違いではないので、そうやって、物事は動いていきます。

――成功に辿り着けなかった、数多の存在の上で。

……などと考察してみたところで、個人レベルで行われていることは至って単純。面白そうな作品を見つけたら読んでみる、せっかくなのでレビューしてみる……そういった気楽さで物事が動いている方が自然で、健全だと思います！

一方で、読者の皆様に面白いと思って貰えるような作品を書くことと、書き上げた作品を読者の皆様の目に触れるようにすることは全く別物なのですが、それを同時に行わないといけないのがWEB小説であり、作品を書きあげてしまった以上は、ただひたすら、後者の宣伝活動を続けるしかなく、ただそれに関しては繰り返しになりますが、作品を書くこととは別物なので、得手不得手もあるでしょうし、苦労も多いでしょうが、作品と宣伝、どちらもできなければ、成功することはできません。

ただ思うに、この宣伝が一定の成果を生むレベルというものは、ある種プロの領域であり、漫画原作小説コンテストの週間ランキングを見ていても、常に上位の作品はほんの一握りであり、大半の作品は一日に評価が一つ貰えるか貰えないかという状況で、上位に位置する作品にしても、僅かなチャンスをものにできる作品だったからこそ、評価が評価を呼ぶというサイクルを生み出すことに成功したわけで、宣伝の効果は余り関係ないように思います。

また、僅かなチャンスを生む要因として宣伝の効果が挙げられることは否定できませんが、それだけの効果を生む宣伝のレベルは、例えばプロデビューしているとか、別の作品で実績があるとか、いずれにせよ、一朝一夕でどうにかなるものではなく、それと比べてしまうと、私の宣伝などは付け焼刃もいいところです。

……ただ、多くの人がそうやって、それでも何とか自分の作品を読んで貰おうと必死に頑張っているわけです。

それを思えば、例えすぐに結果とならなくとも、こつこつ続けていくことが重要で、それを積み重ねていくことが、いずれ大きな結果に繋がるのだと思います。

……長々と書いてしまいましたが、結局何か言いたかったかといえば、一日一人のペースで作品を評価して頂ければ、漫画原作小説ランキングで50位以内に入ることができるということと、50位以内になってもPVが伸びることはなく、作品を読んでけることは相変わらず奇跡だということ、そして、それでも奇跡は起こることがあるということです！

それら全てを、「アルむげ」は証明してくれました！

正直、順位が100位以内になったらPV数やおすすめレビューの数もどんどん増えてくれるのではないか……などと甘いことを考えていましたが、全くそんなことはないという過酷な現実を受け入れるため、深夜にこう長々と書かせて頂いたわけです！

読者選考期間終了まであと二週間余り。

時には落ち込むこともあるでしょうが、「アルむげ」が少なくとも十名の方から評価を得られるほどの作品であることは間違いないないので、それを自信として、どんどんアピールしていきたいと思います！

そして、思うようにおすすめレビューが増えないと嘆いている、漫画原作小説コンテストに参加中の皆様！

その気持ちは参加者のほぼ全員が抱えていることですし、思うように増えるようなものではないのがおすすめレビューです！

ですので、落ち込まず、前向きに、奇跡を信じて、最後まで頑張りまっしょい！

では！