第14話 素晴らしい上毛新聞社様の対応

 この題名、そして前回の流れからもお分かりの通り、上毛新聞社は見事に「T記者と会わせる」という約束を反故にした。


 上毛新聞社から断りの電話があったのは。6月1日水曜日のことである。一度柔らかい姿勢を見せてから、一見それらしい根拠をでっちあげ煙に巻くというのが彼らの報道姿勢スタンスであるものの、こうも予想通りだとどう反応していいやら悩むものだ。


「今回の記事には法的な問題はない、なぜならあなたの名前は『誤報の』記事にでてないから」


 というのが彼ら上毛新聞の主張である。まあ一度約束しておきながら土壇場で逃げるという行為そのものに対する憤りも正直強いのだが、まずこの上毛新聞の主張に沿って意見をしてみたい。

 確かに2月13日誤報の記事に名前が出てるのはK氏のみである。我が家の惨状を何故かK氏の家のものと誤認して、安い御涙頂戴の記事に仕立て上げた記事(詳しくは第3話をご参照下さい)であるため、当然我が家の名前は出てこない。

 だが、この記事の前の記事、火事直後の1月10日(日曜日)の記事には、当然我が家の名前は出てくる。賢明な読者(つまり上毛新聞の読者でなければ)、この2つの記事の関連性に疑問を持つ方も多いはずだ。

 

 上毛新聞の「筆者の家は名前が出てない」というのは、ある意味では、一定の記憶力を持つ読者は、我が新聞の購読者にはいないという見解なのではないだろうか。


 次回以降、上毛新聞の誤報記事がもたらした被害なども含めて、このあたりの事を語りたいと思う。

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