第12話 穴山駅にある山のはピラミッドなんじゃなかろうか

日本にはピラミッドなのではないかと言われる山がいくつかある。

オカルトネタだが、滋賀県野洲市の三上山や、秋田県鹿角市の黒又山が有名所なところである。黒又山などは地中レーダーで階段状の構造が確認されているとされているが、きちんとした学術研究がなされているとは言い難い。


現在、書いている縄文エスノグラフィ(縄文ハッカー)は、今、穴山ピラミッドを登場させたところだ。本当であればピラミッドは書くつもりはなかった。覚り、黒ん坊と呼ばれる種の妖怪やある種のネタをまじえて、諏訪方面でみられるヘブライ系の伝承と重ねて多種多様な人種の流入を書いたら面白いと思ってヘブル語で登場させたのだが、これは想定している時代には2500年ぐらい新しすぎたかもしれない。ちと間違えたかなとも思う。ヘブル系がおそらく渡来したのは2000年前ごろだろうが、ここで書くべきは古アッカド語にしておくべきだった。といっても古アッカド語なんてかけないので、まあ創作上はしょうがないか・・・。



それはさておき、なんで登場させる予定もなかったピラミッドを登場させたか。

実は縄文エスノグラフィは、発掘されている縄文遺跡の情報だけでなく、国土地理院の陰影起伏図や標高などから、河川の侵食域、舌状台地の位置などから、当時人が住んだのではないかというエリアを探して話しをすすめている。


で、今は山梨県から長野に入ろうかという移動経路にあり、現在の地名でいうと韮崎市、北杜市のあたりにいる。韮崎という地名は、ニラの葉のように尖った2つの川に挟まれた舌状台地にその地名を由来する。作中でシッチリアとしているとこはぶっちゃけるとこの七里岩だ。



で、JR穴山駅付近に奇妙な地形を見つけた。


https://maps.gsi.go.jp/#15/35.750926/138.418188/&base=blank&base_grayscale=1&ls=blank%7Crelief&blend=1&disp=11&lcd=relief&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=vl


これを最初に見たときは中世の野城や館の跡かなと思ったのだ。

武田家の家臣に穴山氏という人物がいたそうだ。この穴山駅から北に行ったところに、穴山家が構えた穴山町がある。両岸川岸というのは守るに易く、標高590メートルであれば、野城には絶好である。中世以前の城(館)の可能性は十分にある。だが、少しネット上で調べた程度ではでてこなかった。




だが、だが、館というには、これはあまりにピラミッドなのだ。

エジプトのピラミッドというよりは中米などのマヤ遺跡、テオティワカンの太陽のピラミッドにみられるような、階段ピラミッドだ。昔、旅行でこれらの遺跡を回ったことがあるのだがあまりに馴染みのある形だ。ちょっと地図上の等高線をみて階段ピラミッドじゃねぇかと思ったのだ。


東西南北でみるとざっと見30度ぐらい左に傾いているが、これも却って疑念が強まる。どうみても天体観測がらみで対象構造をもった人工物にしかみえてしまうのだ。



https://maps.gsi.go.jp/#17/35.750960/138.417954/&base=std&base_grayscale=1&ls=std&disp=1&lcd=relief&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=vl


地図記号でみると南西部は土崖になっているが、等高線があまりに幾何的だ。完全に方墳じゃねぇかと。にしてはでかすぎるぞと。太陽のピラミッドの10倍の高さだ。マヤ遺跡のほうにも山をそのまま利用したピラミッドがあるが、その類なのではないかと思わずにはいられなかった。


山体そのものが御神体の神社は日本にはいくつもあり、この後にもしかしたら出るかもだけど、ちょっとこのピラミッド、あまりにも奇妙で、どうしたものか悩みつつ出してしまった。


で、なんなんだろうと調べたんだけど、さっぱりわからん。

いつか現地にいって見てきたいと思ったのだった。

穴山氏。さて、穴山氏はなぜ穴山と名乗るに至ったのだろうか。

まあ思いつきだが、1万6千年も続いた縄文時代、調べれば調べるほど面白くてきりがない。



で、どなかた、このピラミッドっぽいの、これがなんかご存知だったら教えてください。できればロマンがある内容だといいなー。

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