第3話
やれやれ、週刊誌とかって怖いね。
当人をよく知る側からするとわけも分からないスキャンダルへの対応で3月が終わりました。創作で遊んでる場合じゃなかった。世の趨勢はいい加減な言説でできているんだなと思うと同時に、ペンは剣よりも強しというが、剣よりも強いものを「売れるから」、「面白いから」という理由で振り回してしまう奔放で無秩序な暴力に辟易しました。
冷静に考えればありえないものでも簡単に信じ沸き立つ世間に中世の魔女狩りに似た危うさを感じます。本当に今、吊っているのは人狼だろうか?いい加減で都合のいい証拠の羅列、ただの悪口。トランプのようなカタルシスの代弁。これでは結局ウルサイだけの人が残る世の中になってしまいます。
誤った情報からでは正常な判断ができないのはあたりまえですが、手に入れている情報が十分なものかも判断できなくなってしまったのでしょうか。
よくありませんね。よくないことだけれどもどちらが面白いかは明確です。だからよくない。
フィクションに説得力を持たせるには虚構は事実で挟めばよいというのはよく知られた手法ですが、それを求めるのは創作の中だけにしてほしい。事実は小説よりも奇なりというが、奇異なものにしているのはそれを伝える人々なのだということを痛感した3月後半でした。
こんなことは創作の中だけにしたい。
・・・登場人物らに優しくなれそうです。
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