一つの感情を選ぶなら
もし一つだけ感情が 捨てられたのなら
どれを捨てるだろうか 他愛もない自問自答
抱きたくない感情の一つを 選ぶだろうか
それとも巡り巡って 抱いていたい感情を選ぶだろうか
考えても本当に一つの感情を 捨てられるだなんて
馬鹿馬鹿しいただのお話である
僕は寝転んだベッドの上で 一人そんな事を考えていた
ふと瞳に映った時計の秒針 僕の脈が時に重なる
僕は時計をそのまま見つめてみる
一つが狂えば全てが狂う そんな錯覚に陥った
感情も実は同じで 全てが鎖で繋がっていて
一つが切れると バラバラになる
必要では無さそうに感じられる感情も
それがあるからこそ感じられる 感情だとか気持ちがあり
だからこそ 行き着く場所があるのではないかと
僕はそんな幻想を抱いた自分に 小さく呟いた
「何故一瞬 自分がそれを抱いたか 僕はちゃんと知っていから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます