操り人形の糸を　全て切り落とした時

人形は　人間にでもなれたのか

それとも　動かない人形になるか

遠い空と深い海の狭間に　憧れた人間は

キャンバスに憧れを描いたのか

それとも鳥か魚にでもなったか

遠い幻想のような感覚で考える

ただの想像で　構築され創造された世界

夜の窓に映った　虚ろな自分の姿に

何処か妖艶だと　酔いしれるか

それを自分だと　認めたく無いと思うか

合わせ鏡の中の　自分に語る姿に

一人くらいは　答えをくれると感じるか

一枚を叩き壊せば　延々の終わりを感じるか

近い空想のような感覚で思わされる

ただの偽りで構成された想像の現在

座り込んで項垂れた姿を見下したのは『誰』

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