地上の星

来た道を省みて足を止めた時

手にした切符の意味を知り

明日に蓋をし閉じ込めた

いくつも閉じ込め夜を往く

あの日の旅団の名は星になり

水面に落ちて波が打つ

影に隠れた私を見つめる彼らの呼び声高らかに

溢れ出てくる明日の灯にそのすべては旅立って

私の名前を連れていく

明日の果てへと連れていく

戻れぬ道を祝う雨

照らす灯のその中に多くの名を見出して

見知らぬキミの名とともにいつかは星になるのなら

篝火をたけ祈りを込めて

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