太陽
青い花にかすめていた風の色
果てに旅立つ海原の
境を裂いて目を咲かす誰そ彼は
いつかみたあの地にて眠る
約束を声にし虹結び
十の唄にしてみれば
眠りを授けた風車
動かず立つは標として
想われ降る霜のように遊ばせて
静謐に訪れた歌声は風の色を連れ戻し
今したたかに目を咲かす
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