祝福の音色

明日に我が身があるのなら私は今立ち上がる

立ち上がれずにいた昨日の私は風に消え

弱きを隠してひた走る戦士のようにただ

今のみ生きることのない安らぎの中で

謳歌する死の祝福を


明日を見据える賢者の目には何も映らずあるのみと

心が人を生かすとき忘れ去られる刹那の外に

誰もいない黄昏と群青のみが待ちわびて

今のみ生きることのないと呼ぶ声の中で

謳歌する生の祝福を

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