海の唄

幻想に解けたアイロニーの変貌に

骸骨たちは舵を取る

霧散の果てに宝を認めいざ帆を張れよ

海の果てにはしかして待つ

ヤーホー ヤーホー


灯を灯して待つ陸に別れ告げて

君はどこへといくのだろう

忘れはしないよ

潮騒に君の叫びを消されても

ヤーホー ヤーホー


花は風に散り

鳥は地に撃ち落される

ただそうあれよ

潔く散り場はここにと

雨にうつ向きただ堪える

己が身は明日に任せて

今は夢に魅せられ揺蕩たゆたえよ

唄が聞こえる

ヤーホー ヤーホー

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