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蜉蝣の家

蜉蝣の家

識島果

おすすめレビュー

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★★★
★57
20人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 水菜月
    238件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    上質で美しい残酷さを持って魅了する。

    題名と英国が舞台に 誘われて、読み始めました。
    二人、いえ 三人の人生が
    一つは語り、もう一つは手紙という形で
    巧みに 交差していきます。

    憂鬱と孤独、そこかしこに 漱石の亡霊を感じながら
    重たい雲が漂う 英国の空の下。

    時に、リカードと譲の関係は
    「こころ」の 先生と私の関係のようで
    手紙は 先生の 長い遺書を 思わせる。

    この小説に惹かれた訳を 表現できずに もどかしい。
    言葉の一つ一つに 容赦ない品を 感じました。

    もう1度読めば 少しは近付けるかもしれません。
    静謐な ショパンを添えて。

    • 2016年3月29日 15:46