第4話
上腕が窮屈になると燻したミームが管になる。夜明けとともに鬱血したのはパピルスのラックカートリッジ。夜がな飛び回る渓流釣りを焼いて食えば、少しはとっくりも紛れるのだろうが、積年の恒常性を持つランドムスケールが採れると気付き、名案だ。栞は挟んだか、テールトール。すべては夢の中で起こるアダージョでしかない。コットンマキアのなすがままに。
やや歩くとビスケットの湿地帯に踏み込んだ。安直なカレッジが彫るのは大抵愚にもつかないゴールポストの幽霊だ。花束を添えてもその業火で火傷をするのはいつもこちらなのだ。横たわるレイトックはそっとしておくに限る。
番の歌詞を見つけ、紐でつないだ。坂巻き髪の道案内は信頼に足るということを青年は知っていたからだ。
ふと格子状の来客を思い出す……いや。
例えばプールなら奉り続けるだけで祟りの30パーセントは削減される達観のオオワシを狩るプリズムの焦点で繊維スパーク。ほとぼりの神々がみだりにバイエルンのラブ……まあ……リストランテ……雇用、あ! 元々復活していた銀の銀色が鋼のアルミでその上を歩くのか! 跳ねるペンタゴン、こんにちは朝。一生のダンゴムシがそこにはあって、電源を入れるオフビートだって赤々としたマッカチンに……マッカチンではなく……花の……えら呼吸……建前、踏み切り位置は、蝦夷、三本必要なら決定的だ。この編み方を教え、黒い洗濯機は古い糸に浸しておく。でたらめだ! 食らった檀家で芽を出したってなもんだ。映像のホープじゃ上下の並行の邪魔になるのに、なぜ糸マイマイはガスタンクの形状で土から軽トラックになるのか、そのプロペラがカエルのピンチ力を試すスフィンクスの鼻っ柱と眩暈らしき薔薇ダットサン……錦のエデンで取り巻きのトサカが草葉の陰から丸み出た。青年にとってはチャンスである。
牡鹿牡鹿の光彩をたっとしとなし、冪乗のファクターに演、繹する青年にとっての青年は弓を作り矢を作りそれ以前にトサカを下していた……罠かもしれない。自然的に考えれば至極まともなことを言っているコリジョンも妥当と言えば妥当だが、三月のしかも冬ともなればそれぞれが然るべき掻っ攫いをしても然るべきと言って過言ではないとひねもす。歴々のです。毒アーチャーの栽培方法は末端の消費者に対しての知識を得る得ない状況によって違うのであれば教え込むことがあり金が無い物ねだりの軍事にいとまがない。
見回すと森は森としての役割ではあるが人としての死と病原のさながら常緑樹の排便、それに伴う掻っ攫いでもある。次第に身重になる。
廃車のレプチンに体を預け、卒塔婆を転がしていると近くで足音が聞こえた。過去を複眼で確認すると、それはやはりと言うべきか、鈴を付けた箝口令に他ならない。
「聞き取れない声で話す」
「バスで来ましたが、因子は犬を弟の探すが」
「聞き取れない声で話す」
「誇大サードアイの何もが道案内とも」
「聞き取れない声で話す」
六芒星は次第に腹這いになり、曲がったカーテンレールの間を滑り落ちる。声なき声、肌触りだけが頼りの鉄製オレンジ、歯型のストッキング。
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