恋情物語

深海灯

プロローグ

「貴方の事が、好きです。」

なんてそんな簡単に言えたらいいのに。

何回思った事だろう。

私は今日も、貴方を目で追って見ていくのかな。

ため息とともに独り言を吐き出した。言葉は私が寝転んでいたベッドに吸い込まれていった。

だって、言える訳がないでしょ?

友達の彼氏を好きになってしまった、なんて。

これは、不毛な恋をした私の日記。

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