第18話 カクヨムがこの先生きのこるには(1)

 皆さんお久しぶりです。

 カクヨム初期に、カクヨム考察などを書いていたヨハラです。


 初期といっても、今もまだ開設から1年程度なので、カクヨムは今現在も初期にあると言えるかもしれませんね。一先ず、覚えておられる方は大変ご無沙汰いたしておりました。初めての方は始めまして、どうぞよろしくお願いします。


 さて、今回半年以上ぶりに更新しましたのは、『カクヨムはどうすれば読者数が増えるのか』という考察を、前回予告した通りにやっておこうと思った為です。


 私は今現在、久しぶりにログインして、カクヨム考察を含めて作品の更新を進めている状態なので、カクヨムの現状についてよく知りません。だから、私が考察することなんか、この半年の間にとっくに運営さんはやっているかもしれません。


 ですが、名の知れたプロ作家の方でさえ、他のweb小説サイトとカクヨムに同時掲載した場合、カクヨムのPV数が、数日かけても10程度の伸びしかないという現状があると聞いて、こりゃそろそろまずいんじゃないか? と思ってしまいました。


 なので個人的に思う、とりあえずやっておいた方が良いのではないかというアイデアを、ぱっと思いつく程度に挙げてみたいと思います。


 ぱっと思いつく程度なので、細かい突っ込みは無しで!

 それでは、まず1つ目っ!



『オフラインから客を引っ張ってくる』



 はい。

 読んで字のごとくです。


 でもこのままだと、「そんなことが出来れば世話ねぇよ」という声も聞こえてきそうなので順を追って説明していきましょう。


 まず、カクヨムはweb上では『圧倒的不利』な状況にあります。


 その理由は2つ。



1.カクヨムは後追いで立ち上げたサイトなので、web小説初心者の囲い込みが難しく、既に目の肥えた読者を他所のサイトから引き込まなくてはならない。


2.カクヨムにのみ掲載されている実績作品が少ないので、わざわざカクヨムを利用する必然性が低い。



 なかなかに深刻ですね。


 現在web小説サイトは、最大手の『小説家になろう』をはじめとして、既に複数の老舗サイトが存在します。それらサイトには、看板作品とも呼ばれる有名作品が多数あり、中には累計でミリオンを達成しているベストセラー作品もあります。


 ですが、カクヨムにはそこまで大きな実績がありません。


 しかも、いつも使っているweb小説サイトの方が使い慣れているので、まったく同じ内容の作品であるなら、ストレスの少ないいつものサイト(カクヨム以外)で見た方が良いと考える読者もかなり多いようです。


 このように、同じweb上で顧客争奪戦をするには、後追いはかなり不利なのです。

 掲示板だって、2chを超える利用者数のサイトはなかなか出てきませんからね。


 では、どうすればいいのか?

 そう、それこそが。



『オフラインから客を引っ張ってくる』



 ということです。


 さて、同じ言葉を繰り返してもしょうがないので、そろそろ具体的な方法について説明しましょう。


 例えば、カクヨムの強みはカドカワのバックアップを受けている点です。カドカワといえば、いわずと知れた大手出版会社。カドカワが抱える読者の数は、既存のweb小説ユーザーよりもずっと根強く多い事でしょう。 


 この、『web小説は読まないけど、カドカワの本は読む』という読者こそが、オフラインの客ということです。



 ・まだ誰も知らない小説を探してみませんか?

 ・作家が出版社を通さず、ダイレクトに作品をお届けします。

  読者が出版社を通さず、ダイレクトに感想を伝えられます。

 ・読者急募。『カクヨム』で検索。



 などといった、カクヨムへ客を引き込む為の宣伝用紙を1枚、カドカワが出版する本の『出来るだけ全て』にはさむように根回しするのです。


 初めてweb小説を利用する読者からすれば、カクヨムが最初のweb小説サイトとなるので、カクヨムが慢性的に抱える『後追いの不利』が影響しません。


 しかも、成功すれば『web小説はどこも同じ』という既成概念を打ち破ることができるかもしれません。比較的年齢の高い層が、新規読者となる可能性が高いからです。高い年齢層の読者が増えれば、年齢相応の作品にも需要が出てきます。


 『真面目な作風は、カクヨムが一番!』となるかもしれません。


 こうしてオフラインから新規読者を引き込んだり、サイトの差別化が進めば、カクヨムが今後生き延びる為の道筋が見えてくるかもしれません。


 という訳で、まずぱっと思いつく1つ目。


『オフラインから客を引っ張ってくる』


 について説明させて頂きました。

 以前から述べている事ですが、カクヨムさんは自分の強みをもっと生かさないと!


 次のぱっと思いつくアイデアについては、今週中にでも書ければと思っています。


 それでは機会あればまた後日。 ノシ

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