No.81~90
No.81【事務机】
少女「男さん、男さん」
男「なんだ?」
少女「この部屋、事務机があるじゃないですか」
男「なんか三つくらいあるな」
少女「実はですね。窓の横にあるやつは私が使っているので中身も整理してあるのですが、残りの二つ並んでる机は共に一切中身の詮索などをしていないのです」
男「……いいんじゃねぇの?」
少女「確かに今まではよかったんです。よかったんですよ。普通の建物だと思っていましたから。でも今日、少し調べてみてどうでしょう。びっくりすぎる建物ではありませんか。この安住の地に未確認空間を置いておくのはあまりにリスキーではありませんか?」
男「あの伝説の剣を見ていたにも関わらず普通の建物だと思っていたのか。その頭の方がリスキーだわ」
少女「ということで男さん、探索しましょう。これが脱出ゲームなら調べ残しは命取りです。永遠に帰れません」
男「これ、リスクを俺に被せようとしてるだけだよね?」
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