No.46【適材適所】

男「でも俺、そういうどんちゃん騒ぎもいいもんだとは思ってるけど混ざりたいとはあんまり思わないな」


少女「はて?楽しそうですし、混ざれるに越したことはないのではないでしょうか……?」


男「難しく考えすぎなんだよ、俺は大所帯のど真ん中で騒いでるよりこうやってふたりでのんびりしてる方が性に合ってる。じゃあふたりぼっちを謳歌すりゃいいじゃん?」


少女「……まぁ、そうですね。適材適所というものなのかもしれません」


男「堅っくるしいな。どんちゃん騒ぎも疲れるから一長一短。一長一短なら好きな方を取れば良い。そんなもんでいいんだよ」


少女「ふふっ……確かにそうですね。とりあえず私は私なりに楽しんでみようと思います」


男「ちなみにどんちゃん騒ぎがしたいというなら向こうの棟に突入するという選択肢があるぞ」


少女「まだ死にたくないです」

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