余命宣告されちゃいました第7話

看護師さんの話を前に書いたことがあるけど、それとはちょっと違う技術面の話。

抗癌剤等々の治療を続けていると、血管が細くなってくる。

これはどうしようもないらしくて、採血はともかくも点滴はどんどん刺しづらくなってくるのだ。

そうなると、看護師さんごとの静脈注射技術で結構差が出たりする。

一発成功当たり前の人から、何度もやっちゃう人。

ついには諦めて、他の看護師を呼ぶ人すら(笑)

うまい人を呼んでくれればいいのに、仲が良いだけっぽい人を呼ばれると、その人まで下手だったりすることも。

まあ、いろいろあるね。


さて、今回の話は書きづらいしどうしようか迷った。

とはいえ、誰かの参考にもなるかもしれないし、書いてみる。

ネットで探しても、余命宣告本人の話というのは結構少ないようだしね。

家族の話はまあまああるけど、それも他のネタ一般よりは少ない様子。

究極にデリケートな話の一つだからかね〜。


タイトルのとおりなのだが、数日前に言われちゃいました。

検査結果は先に届いていたので、薄々と予感はあったのだけれど。

主治医と看護師、家族と私本人で面談。

いろいろと抗癌剤を試してきたけど、今回ので効きそうなのは打ち止め。

今後は希望に応じて延命治療に切り替える、という話。

何もしなければ一月、延命して長くて半年程度という告知ですな。


しかしまあ、重い話でもサラッと?本人にいう時代なんだね。

家族だけに知らせるとかいう話も聞いてたけど、今は隠さないのかね?

今の病院は転院してきているのだが、前の病院の時に重篤な結果を本人に告知してもいいかアンケートがあったので、この時のOKがずっと効いているのかもしれないな。

まあ、個人的には真実を知りたい方なので、これで良かったのだけれど。


さて、告知されたときは、「あ〜、やっぱりかあ」という感じ。

あまり信じられないとか、号泣したいとかいう気分でもなかった。

むしろ、両親の反応が気になった。なんか泣きそうだなあとか…。

私はあまり結婚とかしたいと思わなくて、結果としてこの歳でも独身、子供が欲しいともまったく思わないタイプ。

現代日本であっても、この意見は少数派みたいだし、生物的本能が薄いのかも?

といいつつ、単にまだ実感がないだけで、時間が経って体調とか崩れたりすると気分も急変するかもしれないよな。

泣き叫んで暴れていたりして(笑)

さすがにカッコ悪すぎるし、クールにしたいものだが。


何にせよ、このエッセイも遠からず書けなくなるのだと思う。

意識がなくなるとか、手が不自由になるとかあるんだろうしね。

完結させる予定はあまりないので、更新されなくなったらそういうことだと考えてもらったらいいのかも。

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