架空鉄道の自動放送をまとめましょう
オツカワイパロ
わらてつとその所在地について
今回ご紹介する鉄道は「
「扶桑国」という架空の国は、ほぼ日本と同じで、英語名も「Japan」。首都は大きな京と書いて
しかし、この扶桑国には、日本にはない・・・と申しますか、置きかえのしようがない自治体があります。藁島県です。
現実世界における
そんな藁島を健気に走る私鉄「わらてつ」は、元々「藁島鉄道」という名前でした。扶桑国がまだ大扶桑帝国だった1925(大正14)年に開業し、戦後は「稀代のカリスマ鉄道マン」と言われた、
この岩永社長、自他共に認める「なかなかのクセモノ」。80年代後半、ちょうど
しかし、岩永社長の読みは見事に当っていました。その翌年に登場した「1800型電車」には、岩永社長の宣言通りにTのような
そんな岩永社長も、「ご存知の通り、ここ数年で県民の皆さんのデザインに対する意識がものすごく良くなりました。これは素晴らしいことです。こうなってくると、私の役目はもう果たされました。あとは若い世代にすべてを託してしまってもいい。新しい時代というのは、その時代の若者が作らなければ意味が無いのです」として2003年に社長・会長を引退。現在は国内外で様々な講演を行っているそうです。
ところで、わらてつは広告やデザインにも力を入れていたそうです。筆者の感じる限りでは、90年代後半からゼロ年代初期にかけてのTVCMは「
岩永社長があるテレビのインタビューでこう語っています。「あくまでも私は『きっかけ』をつくっているんです。最近、海外に出たがらない人が増えているといいますか、国内や県内の文化だけで満足している人が非常に多いと感じています。そうなってくると、(人の心は)だんだん『扶桑人だけに伝わればいいや』とか、『自分たちが良ければそれでいい』などというように思えてくる。そうしたら、作られるコンテンツというのはどんどん国内しか相手にしなくなってしまうでしょう。世界には、たくさんの人の心を豊かにしてくれる素晴らしい文化がたくさんあります。そんな綺麗で心惹きつけるものと出会わないというのは、本当にもったいない。そういったたぐいのものは、実際に体感して初めて、その価値がわかります。一種の憧れを抱くのです。そんな憧れを伝える機会として、ああいうの(わらてつの広告)があるんですよ」この言葉のように、あくまでも「美的センスの入口」として美しいものをデザインしていると言っても過言ではないでしょう。
さて、そうこう語っているうちに出発の時間が近づいたようです。続きはまた今度。さあさ、電車に乗りましょう。
架空鉄道の自動放送をまとめましょう オツカワイパロ @orzkawa285
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