過去編序章兼中学編続き

主人公X君

ありきたりな高卒労働者

特別変わった趣味や資格など持ち合わせていない テンプレート的 一般人

なぜなら特別夢を持たなかったからだ

小学六年の時に転校をしたのがターニングポイントだと思っている

転校先の学校は組体操がなく代わりに校舎が四階建てでうさぎがいて古墳もありソーラン節を踊る

中学で初恋をし いろいろあったりなかったり

中一、中三が楽しかったくらい

それっきり面白い事とは縁がなかった

高校は自転車で50分掛かる

察しの通り 普通科である 進学の夢も考えたけど 遅せーんだよ

高三とか我ながらアホい

どうにか就職に漕ぎ着けたが

旅行に連れていって貰ったのにクズい事に三ヶ月くらいで辞めた

馬鹿になって社会色に染まる事が出来たならきっとまだ働いていただろう

暫く無職期間が続き

夏が来た

就職が4月だった三ヶ月だけ働いていた

だけど来た夏はもうひとつ先の夏だった

求人サイトに登録し

人柄≒自分らしさを

いくつか書き記しておいたら

会社から連絡が来た


そんなこんなで東京へ田舎もん丸出しで出ていった 次話:#安らかなる運命と眠れる真珠達へ

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