自虐家は自虐をする
自傷、というものがある。まぁよく言う自分のことを自分で傷つけるというものだ。あれは一体どういう神経でやっているんだろうね?
辛いのか?
苦しいのか?
聞いてみたい気もするけど、自分にゃあ関係ないし、関わったら面倒くさそうだ。
そうだろ? 面倒ごとには誰だって関わりたくないもんさ。
まぁ、でも自分も似たようなことをしているよ。簡単に言えば、これだな。
自虐。
自分のことを必要以上に貶して、嘲り、そしてネタにする。汚いところ醜いところ、馬鹿馬鹿しいところを自分自身でついて傷つける。
こう言ってしまうと似ているとは言い難いかもしれない。
ま、実際はどうなんだろうかね。
でも自分はやってることはそう変わらないと思うね。結局は自分に傷をつけているんだから。
ただ、ベクトルが違うだけだ。
自傷は肉体に、自虐は心に。
自傷は他人に助けを求め、自虐は他人を拒む。
簡単に言えばそんなところだろうか。まぁ間違っても自分は知らない。知る必要なんてさらさらない。
こんなものただの持論だ。
自傷なら誰かが助けてくれるかもしれない。だって血を流すのだから。人間血を流すことをひどく嫌うからね。
対して自虐はどうだ?ネタとして人を笑わすだけで誰も見てはくれない。そういう人間なんだとしか見てはくれない。
むしろ誰かの助けなんていらないという意思表示でもあったりするのさ。
自分の傷みなんか自分しか知らない、わからない。それを人に心配されたり、同情されたりってのは嫌いでね。でも、吐き出さずにはいられないだろ?
だからネタにして、笑いにして、おしまいにするのさ。
そうすれば一石二鳥。簡単なことじゃないのさ。傷みの上に傷みを加えるなら他にも何か加えとけ。
そうやって自分は生きてる。
こればかりやってきたものだから、これが普通になってしまったので、もう止められない。
生きるには人それぞれのやり方があって、人それぞれの工夫がある。
自虐、それが自分の見出した手段であり、工夫だ。
文句を言われるいわれはない。だって誰にも迷惑かけてないから。
つまらない話だとは思うが、これも人の生き方だと思ってくれればいい。
まぁ、くだらない話だけどな。
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