お月さま

虹の橋行きのお船の渡し守は 歌います。

さおの先の鈴のにあわせて 歌います。




おつきさまは かける

おつきさまは みちる


かなしみも みちてはかけて

よろこびも かけてはみちて


おつきさまは みちる

おつきさまは かける


おひさまのひかりを うけて

宇宙(そら)のなかで 

今日も 明日も




地上から虹の橋へと渡る乗客の悲しみが欠けて、喜びが満ちるのを願いながら、渡し守は歌います。

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