お月さま

虹の橋行きのお船の渡し守は 歌います。

さおの先の鈴のにあわせて 歌います。




おつきさまは かける

おつきさまは みちる


かなしみも みちてはかけて

よろこびも かけてはみちて


おつきさまは みちる

おつきさまは かける


おひさまのひかりを うけて

宇宙(そら)のなかで 

今日も 明日も




地上から虹の橋へと渡る乗客の悲しみが欠けて、喜びが満ちるのを願いながら、渡し守は歌います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る