3
この出来事をきっかけに、二国はその国土を徐々に小さくしていった。大きすぎる国は争いを起こしやすい。そして、起きる争いの規模も大きくなる。
大きな力だった魔術を手放した二国にとって、それは自然なことだったのだろう。
それからの歴史に争いが無かったわけではない。しかし、その後の争いに魔術の積極的な関与は無かった。それは、たった独り世界に立ち向かった光の少女と、世界のために己を犠牲にした闇の青年の想いが成したことだったのかもしれない。
これは、正史には記されない物語。
光と闇の、世界を救った物語。
再び闇が目を覚ます、その時まで。
再び光が助力を乞う、その日まで。
世界の中で眠る、物語。
……the end
Light and Dark 蒼蓮瑠亜 @laluare
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます