ふとん!

@sakuratoyone

ふとん

俺の名前は布団翔。布団信者である。

読者一同には考えてみて欲しい。俺たちの生活は布団無しで成立するのか?どれだけ布団に支えられて生きていた?いつでも優しく俺達を包み込み、生きる希望を与えてくれるものは?

もう分かっただろう?

布団は神だ。


布団の発祥は300億年前まで遡る。

時のエジプト王国国王ネプチューン・アマテラスオオノカミが、安眠のためにと町で飲食店を経営していたアステカに体にかける布を依頼した。何を隠そう、ここで作られたのが布団である。やっぱすごい。ふとん is GOD。


そんな俺は今16歳である。わかい。

こんな短い人生だが、今までの人生の内15年分位は布団の中で過ごしてきたと自負している。残りはトイレの中だ。

不登校で学校には行っていない。

小中は家から近かったのでふとんにくるまって行っていたが、高校は遠い。俺の勝手な事情で、ふとんを汚すわけにはいかない。


現在の時刻は午後11時。よゐこはもう寝る時間である。

「それじゃあおやすみふとん。今日もいい触り心地だね…」

友達がいない奴は布団と話してる。ソースは俺。ソースは俺って言う奴は陰キャ。ソースは俺。

「ふふっ。翔くんは甘えんぼちゃんでちゅね~」

友達いない奴は幻聴聞こえる。ソースは俺。

……はい?

えっえっ、もう俺幻聴聞こえるレベルまで来ちゃった?そこまで来ちゃった?

「何驚いてるんですか~。あなたのアイドル、布団ちゃんですyo!」

その声が聞こえた直後、目の前の布団が光って_____


俺の目の前に、女の子が現れた。

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