櫻の森

グラスの氷が溶けてくみたいに

死んじゃえときみが泣いたから

アイスティーが苦くなった

どこかで桜が満開に咲いてる

悲しさよりも

悲しさをだれにも見てもらえないことが

悲しいんだよって笑ったきみは

桜の樹の下できっとストローをかじっている

音の重さと言葉の重さ

その異なり程度の軽さに揺られ、花びらは舞う

雪のような音で世界が鳴った

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