303区 【清木 千夏】
【清木 千夏】せいき ちなつ
★初登場回 136区★
山口県の日本海側にある県立野田川高校出身。
小学校の時からクラブチームで陸上をやっていた。小学生の時は短距離選手で成績も県トップだったが、クラブチームのコーチの勧めもあり中学から1500mを始める。中学1年の時は持ち前のスピードを生かし、初の県大会で優勝を勝ち取る。ちなみに、そのレースでは、市島瑛理や山崎藍葉、澤野聖香、貴島祐梨の誰もがスタート100m以降彼女には全くついていくことができなかった。
しかしながら、その後、重度の貧血により陸上界から姿を消す。だが、治療の間も体幹トレーニングや動き作り、ジョグなどをじっくりと行い、高校生になってしっかりと力をつけて復活。澤野聖香に負けはしたものの他の選手には一度たりとも負けていない。
ちなみに、貧血とチーム事情が重なり、彼女は高校卒業まで駅伝を一度も走ることはなかった。水上舞衣子がいる熊本の実業団に入ってからは駅伝に出場することも増えたが、全日本実業団駅伝では2区のショート区間担当であり、持ち前のスピードで一気にチームを上位に押し上げるのが彼女の役目である。市島瑛理がチームに加入してからは、1区を市島瑛理が2区を清木千夏が走り、3区にトップでタスキを渡し以後の区間でその貯金を使いつつ上位に食い込むのがチームの基本戦略となっていく。
また、普段の練習でも外国人選手に果敢に勝負を挑み常にスピードを磨いている。そういう部分は、水上舞衣子の指導方針と合致しており、ある意味では清木千夏は水上舞衣子が育てたい選手の理想形であった。
さらに、陸上界ではマラソンを目指す選手が多い中、彼女は中距離種目にこだわり、トラックでは800mと1500mにしか出場しないため、レースでの最長距離は全日本実業団駅伝の3.3キロとなっている。
プレーイングコーチを数年経験した後、実業団を引退し、熊本市で自身が監督となって中距離をメインとした陸上クラブチームを立ち上げる。「欧州のように日本でも中距離に熱い視線が向けられるようにしたい」と言うのが彼女の夢である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます