【城華大学】じょうかだいがく

山口県の中央にある私立大学。経済学部、社会福祉部、教育学部がある。

同じ敷地内に付属高校と付属中学があり、付属高校からも多くの生徒が入学してくる。

陸上部以外にも、高校と大学で同じ施設を使っている部活も多く、高校から大学まで一貫してスポーツに力を入れている種目も多くある。別々の専用グランドを持ってはいるものの、特に硬式野球部はその傾向が強く、毎年のように全日本大学野球選手権にも出場している。

女子の駅伝も全国大学女子駅伝で毎年上位に入っており、多少の順位変動はあるものの、確実にシードを取っているくらいには強い。

なお、野球部もそうだが、女子の長距離も専用の寮があり、選手は全員そこで寝食を共にしている。

【明彩大学】めいさいだいがく

文系の学部中心の私立大学であり、人文学部、経済学部、法学部、外国語学部がある。

陸上部のメンバーでは、木本菜々美と宮本加奈子が人文学部、岡江鈴音が法学部、そして誰もが意外に思うが、小柴瑠璃が外国語学部である。

宮本加奈子ですら、小柴瑠璃が外国語学部と知った時に、あまりに意外過ぎて素直に小柴瑠璃にそれを言うと、「なんで、うちが外国語学部やと意外なんや！！」と、小柴瑠璃の怒りを買ってしまう。

それに対して、「いや、なんか小柴って勉強できなさそうな気がしてたんよ」と笑いながら返したが、思っていても小柴瑠璃にストレートに言えるのは約６０名近い部員の中でも宮本加奈子と岡江鈴音、木本菜々美くらいである。

文系の学部が多いせいか、学内の男女の比率は３：７くらいであり、圧倒的に女子が多い。

大学のすぐ目の前には、澤野聖香が合宿参加時に利用したＪＲの駅があり、交通の便はかなり良い。

また、幅広く色々な学生を集めようと、自己推薦や、一芸推薦、スポーツ推薦などがある。

女子の駅伝も全国的に知名度を得つつあるが、最近では「空中庭園」という3人組の女性ボーカルユニットの出身大学という方が一般の人に広く認識されている。

彼女達は、大学の軽音楽部の先輩後輩であり、大学中にオーディションに合格しデビューを果たす。それなりに有名になり忙しくなっても、明彩大の学際に必ずやって来て無償で歌ってくれる。

宮本加奈子も4年生の時に、学際で彼女達の歌を聞いてからすっかりファンになってしまい、社会人になりお金を稼ぐようになると、ライブにも参戦している。その熱の入れようはかなりのもので、全国ツアーがあれば、東京、大阪、福岡と一回のツアーで3会場くらいは追いかけている。小柴瑠璃も日程が合えば付き合ってくれるが、宮本加奈子はたとえ１人でも臆することなく参戦しているようである。