第2話打ち砕かれる自信
「日本のトーナメントでは結果も出ていたし強いと思ってたよ。
”俺は間違いなく世界で通用する”
そう信じてアメリカに来たけど毎日自信を砕かれてる。
もう資金もないさすがに潮時だ。
なぁ、一年で四十万ドルだぞ。日本にいれば家が買えたよ」
ジョーは口の内容物をコーラで流し込み付け加えた。
「いい車もね」
平静を装っているが抑えられないニヤつきでジョーの口角にはしわが寄っている。
普段なら手元の水を顔面にぶっかけてるところだが、
日中の負け疲れもあってみちるはニヒルな笑みを浮かべるだけだった。
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