描写が命の小説を

ちょっと言いたいことがあります。

プロとアマの小説の違いです。


プロと呼ばれる人々は、描写というか、説明がうまいんです。当たり前のことをいってみました。


箇条書きにならず、それでいて長く説明が続かぬようになってるんです。

よく小説を書いたりして、一晩経ってから見直すと、なんか説明は長いわ、台詞は臭いわ、なんかもう見てられなくなっちゃうときありません?


結構よくありましたよ僕は。


自分の脳内にある時は、めっちゃ面白い物語なんですけどね、いざ書くと、すげー伝わらない。

でも自分ではわかってるからそのままで、なぜ評価されないのかわかんない。

プロでなくともうまい人はその辺が上手いんです。


読者に伝わらせるために情報を書きすぎると、読みづらくなる。

もどかしいものです。

このバランスをどうにか上手いことやりたいですね。


例えば、女子高生の描写にしても、


「髪型はストレートで、腰の十センチ上までの長さの黒髪で、目の色は明るいブラウン、胸も大きめで、セーラー服と膝上10センチほどの長さのスカートの制服を着た女子高生」

「腰上までの黒髪を揺らしている、清純そうな女子高生がいた。」

どっちが良いと思いますか?

前者は細かく設定して、読者に伝えていますけど、後者は必要最低限の「黒髪」、「ストレート」、「制服」という要素だけを伝えてますよね。


え、制服なんて書いてない?

そうです。書いてないです。

でも、女子高生をイメージしてと言われたら何を思い浮かべますか?

制服を着てるでしょ?

私服を想像する人は少ないはずです。

全裸を想像した人はなかなかイカれてやがる。


その当たり前のことを書かないことも大事かもしれません。

挿し絵の付いていないこのサイトでは、文章だけで勝負するしかありません。

あと、タイトルとキャッチコピーか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る