6 見出しの効果
以上で大体終わりです。カクヨムの『見出し』機能について、おおまかな使い方は分かっていただけたかと思います。
ここでは、見出しを使うことの効果について説明します。
見出しを使うことの効果は、まず何よりも見栄えがいい、ということです。
それだけ……などと考えるのはハチミツのように甘い発想。
見映えの良さというのは、小説においては「読みやすさ」に繋がるのです。
特にWEB小説の場合、パソコンやスマホで読むため、読みやすさというのはとても重要です。
どんなにおもしろい小説でも、WEB上で読みにくければ読者はそれだけで敬遠。閲覧数がさっぱり伸びない、なんてことも普通にあります。
え? そんなこと言ってるお前の『復活の呪文は違います』も読みにくい……初挑戦でがんばったんですよ、これでも!
大見出しと小見出しを活用することで、この「読みやすさ」において大きなアドバンテージを得られます。
章の中をさらに細かく分けて投稿することで、通勤時にスマホなどで読むのも非常に楽になります。
この小説はこの章まで読んだから、今日はここまで読もう……というのが目次から計算しやすいわけです。
通勤時にスマホなどで読んでいる読者にとっては非常に助かるはず。
小説は読者に読んでもらって初めて価値が生まれます。読者の読みやすさというものも忘れないよう心掛けたいものです。
わたしの知っているゆーとんってヤツも以下略。
見出しを活用することで、読者の気分を一新することもできます。
たとえば、戦国時代を題材に様々な武将の視点から描くオムニバス形式の小説があったとして、
『大見出し』第一部 信長の時代
『小見出し』第一章 尾張のうつけ
・傾奇者
・マムシの娘
・父の死
『小見出し』二話 秀吉の仕官
~中略~
『小見出し』○話 本能寺の変
・目前の天下
・敵は本能寺にあり
・人生五十年
『大見出し』第二部 秀吉の時代
『小見出し』第一話 信長の後継者
・毛利との和睦
・中国大返し
・山崎の合戦
『小見出し』第二話 織田家中の争い
…といった感じで、大きく場面が変わるタイミングで見出しを挟むと、読者は「あ、ここからは新しい展開なのね」と新鮮な気持ちで続きを読むことができます。
長編小説の場合、読者が途中で疲れてしまうことはよくあるので、こういう効果を上手に使うと、さらに「読みやすさ」を上げられると思います。
ただし、いくら効果的だからといって多用すればいいわけではありません。エピソードごとにデデン! と大見出しをつけていくと、読者はそれに慣れてしまいます。
そうなると、今度は本当に大きく場面が展開していく……つまり見出しの効果を活用したいところで、その小説の見出しの多さに慣れてしまった読者に、新鮮な印象を与えることはできなくなってしまいます。
ビールに枝豆は最高ですが、枝豆ばっかりになっては美味しさも半減します。バランスが大切なのです。
余談ですが、ゆーとんはビール一杯の半分でダウンする下戸なのでこの表現がピンと来ません。もっと読者のことを考えて以下略。
加えて、ちょっとした裏技ですが…カクヨムの閲覧数は、エピソードごとに加算されるようです。
つまりエピソードはなるべく細かくした方が、閲覧数は稼げます。あんまり細かくすると読みにくくなってしまいますが、パソコンやスマホで読む場合長すぎても読みにくいことは事実です。
見出しを活用しつつ、長すぎず短すぎない分量のエピソードで区分けしてエピソードを投稿することで、閲覧数を増やしつつ幸せ気分に浸ることもできるかもしれません。
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