第41話 茜いろのダンジョン攻略2
茜いろのダンジョン、アーイル王国に措いて冒険者や探索者の初級者が探索するのに適したダンジョンだが、下層には上級でも手こ摺るモンスター出現するので注意するように言われる。
トワ達は先頭にトワが後ろを三人が横並びで付いてく行く、後方の警戒はある程度はしてもらうが、危険になったら後ろにスイッチする方が安全なので余り離れるとカバーが出来ないので横並びになって貰っている。
ダンジョンに入ると壁には光源になる鉱石が埋められており、思っていたよりも明るかった。
しばらく歩いていると、敵意を感知したとデバイスが反応している、曲がり角を曲がると敵意の持ち主がいた。
「トワさん、レッサーウルフです」
『Uooooo』
狼の姿をしているが決定的に違う処がある、レッサーウルフの目は赤く輝いて目の前にいる自分達に殺意を向けてくる。
「リリア、君の力量を見たいからここは任せるよ、危なくなったら介入するから、いいね」
「はい、任せてください」
「チーチェとコロラは後で見ていてくれ」
「はい」
「分かったわ」
「行きます」
リリアは腰のナイフを抜きながら走り出しす、レッサーウルフもリリアに向かって咆哮しながら駆けてくる。
リリアはすれ違い様にナイフをレッサーウルフに突き立てるとレッサーウルフは数歩ほど歩き崩れ落ちる。
「どうですか?」
「ああ、悪くないが、まだ、気を抜くには早いかな」
トワの言葉でレッサーウルフがいた方を見ると、他のレッサーウルフが集まってきた。
「さっきの咆哮で仲間を呼んでいたようだな」
レッサーウルフの群れを見ると十匹以上いるようだが、トワが一歩前に出る。
「リリア、レッサーウルフが自分の後ろに行ったら頼む、チーチェとコロラは後方の警戒をよろしく」
「「はい」」
「はいはい分かったわ」
トワがさらに一歩踏み出すと、レッサーウルフ達は堰を切った様にトワに殺到する。
「トワさん」
リリア達は叫ぶが、トワはレッサーウルフの群れに自ら突っ込んでいく。
『キャイン』
レッサーウルフが泣き声を上げる、トワはレッサーウルフの猛攻を柳の様に避ける、トワは避けながらも二本のナイフを振っているが、レッサーウルフ達の方からナイフに飛び込んで行っている様に見える、チーチェ達から見るとトワは舞っているが如くレッサーウルフを淘汰する。
「終わりだな、どうだリリア、参考になったか?」
「・・・・は、はい?」
「いや、参考になったかと」
「すいません、トワさんが凄くて参考にではなくて目標にしたいと思います、なのでトワさん、師匠になってください」
リリアは突然頭を下げて弟子入りさせてほしいと言ってくる。
「ナーガルの許可は?」
「お父さんの許可は帰ったら取ります、だからお願いします」
「リリアちゃん、トワくんが困っているから取り合えずこの話は帰ったらしましょ、ね、それでいいでしょトワくん」
「そうだな、それで構わない、じゃあ先に進むよ」
「待ってくださいトワさん」
トワが先に進むもうとしたらチーチェに呼び止められた。
「うん?」
「レッサーウルフから剥ぎ取りしないのですか?」
「剥ぎ取り?」
「はい、剥ぎ取りです、あれトワさん剥ぎ取りを知らないのですか?」
「あ、ああ、自分は護衛任務を主にやっているから、剥ぎ取りをしたことがないから、で剥ぎ取りって何を剥ぎ取りだ?」
若干言い訳が弱い気もしたが、チーチェ達は納得したようだった。
「えーと、剥ぎ取りでは利用出来る素材摂ります、レッサーウルフですと皮と牙、あとコアですね」
「コアってなんだい?」
「コアは魔具の燃料として使います、生活用の魔具等は確かに大都市の周辺までしか普及してませんね、分かりやすいのですと王都の街灯等にも使われています」
「なるほど、分かったが剥ぎ取りの方法は知らないが?」
「はいはい、ここはお姉さん達に任せて、トワくんは周囲の警戒をよろしくね」
「了解した」
トワが周囲の警戒をしている間にチーチェ達にが剥ぎ取りをしていく。
「終わったよトワくん、じゃあ先に行きましょ、取り合えず五階を目標に進みましょ」
「ああ、了解した」
トワを先頭に再び歩きだす。
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