第8回 3/11 歌姫さん

貴方が望む物を僕も見たい。

貴方が歌いたいことを僕も聞きたいのです。


一人だけに照らされた舞台の光。

音とともに動き出して、歌いだす君。


それを見てるのは僕。

誰もいなくても、ちゃんと見てるよ。


そんなに削ってまで

創り出すものなのね


分かってるけど、


歌うほどに狂ってる。

音に揺れる度に僕をただの人形に

僕はただ死ぬまで貴方の声を聞き続けるのでしょう。

その運命をただ、ただ今は忘れさせて


溢れかえる人。その中で輝く君。

それでも、僕はそこにいる。

君にとっては10000の中の1だけど


歌うほどに狂ってる。

音が揺れる度、僕は君のただの人形に

ただただ僕の全てを捨てて貴方の全てを聞かせてよ



歌うほどに狂ってる

大人に揺られる度、君は誰かの人形に。

それでも、いつかの僕のために歌ってくれた。

僕はいつか君にちゃんと忘れられるでしょう。

ただ、ただ今はその運命を忘れさせて

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