彼岸の彼方

 道端を飾る赤い花

 怪しく妖しく笑ってる

 それは幻想のおぼろげな景色


 おいでおいでと誘ってる

 一度足を踏み入れたなら

 もう決して戻れない気がして


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 不思議の世界で笑ってる

 そよそよ風のシャワーに目を閉じて

 流れる時間を楽しんでいる


 赤い赤い風景に

 とことこアヒルが歩いてく

 その愉快な情景は

 この世界の懐の深さを物語る


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 口笛吹き吹きどこまで行くの

 遠く霞んでいく風景に

 ああ 鮮やかな赤に埋め尽くされて


 アヒルとことこ大行進

 まるでパックツアーのそれのよう

 みんなで仲良く歩きます

 おしりをふりふり歩きます


 赤い赤いその道は

 誰も知らない何処かに続いてそうで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る