第28話 本とワクワク
文學界を定期購読しているというと、さぞかし小難しい本を好んで読むのだろうと思われたり近代文学が好きなんだろうと思われることがあるが、そんなことは無い。
ライトノベルだって読むし、児童小説だってミーハーな小説だって読む。
近代文学に関しては、学校で習ったレベル程度の知識しか無いし数もあまり読んでいない。
物語を読むというのは好きだが、昔の文章の書き方に慣れていないので難しくて入り込めないのだ。
私が本を読むのは勉強のためではなく、面白いから読む、読みたいから読むというもので、だからこそ現代の小説とは仮名づかいや、常用漢字が違うというだけで物語に入り込む前にそれが障害となって、とっつきにくさを感じてしまう。
私が求めているのは、「耳をすませば」の中で雫が図書館に通って求めたような
ワクワクし、のめり込むような“物語”なのだ。
先日、養老孟司さんが「ファンタジーは面白い。こんな面白いものを読まないのか」とテレビで話していた。
ファンタジーは「ワクワク」に触れやすいジャンルだ。
私も大好きだ。けれど「ワクワク」はファンタジーだけの中にあるわけではない。
ストーリー展開がワクワクするものはもちろん
人の心理描写に惹きつけられるようなリアリティや深さがあるものも好きなので
それで文學界好きなだけなのだ。
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