3-5 初勝利なるか?勝利VSポニー
勝利は、この時を待っていたとばかりに、笑みを浮かべる。
「ポニー、現実の世界では、今の俺はお前に勝っていない。けど、この世界ならわからない」
「まぁ、こっちの世界は平等だからな」
ポニーは、バキバキと手を鳴らしながら答える。
「俺は、こっちに来たばかりだからって、手加減するなよ?」
「そんなことはしないさ、いつも通り、やってやる」
「そりゃーよかった」
ポニーが、いつも通り本気で相手すると答え、勝利も倒し甲斐があるとばかりに、笑みをこぼしながら、答える。
「決闘のルールは、HP同じでいいぞ」
「いいのか?じゃあ100で」
決闘、いわゆる対戦には、ルールを決めることができる。
今回は、同じHPにして戦うルールにしたようだ。
「まりりん、みきみきどっちが勝つと思う?」
「まりりん止めろ、まぁ、レベル的には、ポニーだけど、戦い方にもよるな」
「戦いとか分からないけど、SWセカンド・ワールドだもんね、勝利の思いによるんじゃないかな?」
3人は、そう会話しながら、2人を見守る。
「行くぞ、ポニー!」
「来い、勝利!」
勝利とポニーの、決闘が幕を開けた。
「うりゃー!」
勝利は、飛び蹴りをかわす。
勝利は、ウサギの幼獣人。小さいとはいえ、蹴りは強い。
だか、ポニーは、
「ふん!」
勝利の蹴りを、彼は、殴り飛ばす。
ポニーは、小鬼だ。ちなみにゴブリンではない。小鬼とはいえ、鬼だ。力はとても強い。
「そう来なくちゃなポニー、これならどうだ!」
勝利は、高くジャンプして、頭めがけてかかと落としを繰り出す。
「甘い!」
バキッ バンッ
ポニーは、勝利のかかと落としを、アッパーで、相殺し、鉄拳で、地面へ叩き落とした。
「グハッ」
ポニーの攻撃を食らい、声が漏れる。
それにより、HPが3分の1になる。
「そろそろ、終わりにしてやる」
倒れる勝利の上に乗り、そして、
「ウウォーーー」
ドドドドドドッ
「うわーーー」
勝利は、タコ殴りにされる。そして、
バタッ
勝利のHPは0になった。
勝利は、決闘に負けた。
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