2、終末暦6531年 4月

《(断章1)塔の魔法使い》

第33日 終末暦6531年 4月2日(土)

 終末暦6531年 4月2日(土) ??? 味噌ラーメン(色々入っている!)


 今からここに書くのは、厳密に言えば今日のことではない。

 3月31日から今日の夜にかけて見た夢の話だ。



 それは妙にはっきりとした夢だった。


 今住んでいるアパートの部屋とよく似ている、けれど全く違う場所。

 部屋は電気はついていなかった。窓のカーテンは開いていて、そこから猛獣の鳴き声のようなゴロゴロという音とともに、フラッシュのように光が入って来た。雷だ。外は昨日みたいに雨が降っているようだったけれど、夢だからかあまり怖さは感じなかった。

 立ち上がってあたりを見回すと、ランドセル、そしてチューリップ柄の可愛い手提げかばんが床に投げ出されていた。ランドセルの中からは色んな色の花が漏れ出して、蝶が数羽ひらひらと飛んでいた。手提げかばんの口からは赤いインクが流れ出していた。暗がりの中だったけれど、そのインクの色は鮮やかに目に焼き付いたのである。それはじわじわ溢れて、床を汚していた(注:床は畳だった)。

 早く片付けないといけない。私は何故か焦った。このままでは大変なことが起こると思ったのだ。けれど、その大変なことが一体何なのか、この焦りがどこから来ているのか私には分からなかった。

 一段と大きい雷がドンと空気を震わせた。たぶんどこか近くに落ちたのだろう。急かされている気がして私は、手提げかばんに手を伸ばした。


 その時だった。ドンドンドンと三回、ドアを叩く音がした。驚いて手を引っ込めると、もう一度三回叩かれた。ドンドンドン、ドンドンドン。今思えばそれは、激しくはないし、急かすようでもなかった。ただ、こんな雷雨のときに誰が尋ねて来たんだろうと疑問に思う気持ちと、”大変なこと”がとうとうやってきたんじゃないかという怖さもあったのだった。何もかも現実的ではなくて私はその場に立ちすくんでいた。

「おーい。中に入れてくれぇい」

 雷雨の音を背景に間延びした声。ドアの外から聞こえたちぐはぐなそれに、肩の力が変な感じで抜けた。ドアの外の誰かは、うーんと唸ってから、

「大丈夫だ、。怪しいもんじゃない……って言うと余計怪しいか。あー……俺ならから、ここを開けちゃくれないかねえ?」

 と言った。

 ますます、怪しさ満点だった。ひとまずドアまで駆け寄って、思い切り背伸びをしてドア穴から外を覗いてみた。

「きゃああ」

 私は玄関でしりもちをついた。大きな目玉だった。ドアの外には目玉が立っている。そんなことを思っていると、

「うぉっと、驚かせたな。ただ、妙なこと想像しない方が良いぞ、嬢ちゃん。ただでさえ、ここは、」

 間延びした声が聞こえたのはそこまでだった。耳の中に水が詰まったような感触とぺたぺたと体中をまさぐられるような悪寒がして振り返った。


 目、目、目、目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目……


 さっきまで普通の部屋だった場所は、目だらけになっていた。

「ひっ……!」

 天井も、床も、窓も、壁も。暗い瞳が一斉にこちらを向いていた。

「ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」

 自然と出たのはそんな言葉。誰に謝っているのかも分からないまま、私はひたすらその目に謝った。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 体の震えが止まらなかった。これ以上ないほど拳を握っていた。

「ごめんなさいごめんなさい、良い子に……良い子になるから。もっと……私良い子に、なるから」

 私は目に言った。じっと見ていると、そのまま飲み込まれてしまいそうだったが視線が外せなくて。私はそのまま後ずさろうとした。背中にドアが当たった。

 外に逃げなければ。固い鎖を千切るように私は目を伏せ、振り返った。鍵を開けて目の前のドアノブを握り、ドアを開ける。開けた勢いで前につんのめって、

「んー?どうした?」

 急いで出て来た私を、誰かが受け止めた。誰かがというのは、もちろんドアの外にいた人物のことで。

 上を見上げると、その人物は私と同じようなフード付きのマントを着ていた。色は白。くしゃくしゃの黒髪に、あごには同じ色の無精ヒゲも生えている。そして、さっきの目と似たような感じの暗い瞳。けれど、暗い中に楽しそうな光もあって、その目は困ったように垂れていた。

「何か怖い夢でも見たか?……なーんてな」

 男はニカリと笑って、そんな風にうそぶいた。


「そんじゃまあ、お邪魔します」

 こうして、男はブーツを脱いでさっさと部屋に入って来た。私はその後に続いていった。

 部屋は目だらけになる前の状態に戻っていた。手提げカバンから滲み出している赤は、さっきより随分と広がっているように見えた。白いフードが少し持ち上がって男はこっちを見た。

「警戒しているのか。可愛そうにな。大丈夫だからそれを向けるのはやめちゃくれないか。おいちゃん、荒事苦手なのよ」

 それ。何のことか一瞬分からなかった。男が私の方を指さしていて、私は、

「きゃ!」

 慌てて手を離した。カランと鳴って、いつも影に使っている大鎌が落ちた。私は男に向けて鎌を構えていたのだ。おかしい。それまで鎌は持っていなかったはずなのに。

「ご、ごめんなさい」

「気にすんな。しかし、これまた、随分と暗い部屋だな。床を片付けて、電気を点けても?」

「え」

 普通は順番が逆だと思うのだけど。

「構いません。と言うか、ここは私の部屋じゃないので……」

「ははあ、なるほど、そう来たか。ま、せっかくだ。居心地良くいこう」

 まず、手が二度叩かれた。一度目で大鎌も含めて床が全部片付いて電気がつき、二度目で丸テーブルが一つ現れた。丸テーブルは私の部屋にあるものと瓜二つだった。

「雨も喧しいな」

 そして三度目で、雨が止んだ。窓ガラスは雨で濡れているのに外は月が出ているだけでいたって静かだった。私は呆気にとられていた。

 そうこうしている間に男は台所で冷蔵庫や引き出しを漁っていた。

「えっと、よその家の冷蔵庫を漁るのはちょっと……」

「あー、嬢ちゃんは気にすんな。とりあえず、座わってりゃいい。ちょうど31日と1日は、空白の日だし、時間はある。何か食いたいもんあれば作るぞ……って、インスタントラーメンしかねえな。味噌と醤油、どっちが良い?」

「え、えっと、じゃ、味噌で……」

 流されるままそう言うと、男はさらに奇妙なことを訪ねて来た。

「具は何だ?」

「え……あー、何でも良いです」

「OK、質問を変えるぞ。……ラーメンの具と言えば何が思い浮かぶ?」

 考えられるのは、チャーシューとか海苔とかコーンとか。家で作るときはキャベツや溶き卵、ワカメなんかを入れる。トキノはバターや七味唐辛子を入れるときもある。確かチーズを入れると美味しいと、ミナミさんは言っていたっけ。

「ん?チーズ?邪道だなオイ……。ま、こんだけあれば十分だな。もう良いぞ、嬢ちゃん」

 まだ何も言っていないのに、男は冷蔵庫に顔を突っ込んだままそう言った。

「見てろ。おいちゃんお手製ラーメン、作っちゃるからな」

 嫌に気合が入っていた。


 男は味噌ラーメンを持ってくると「これ、ラーメンとかカレーうどんとか食えないんだよな……汚れたらクリーニング出さないといけないやつで」と愚痴を言いながら、マントを外して畳んでしまった。白いTシャツにダボダボのジーンズという姿で胡坐を組んで座った。なるほどTシャツなら自分の家でも洗える。

 ラーメンの器には、さっき私が想像していた具がすべて入っていた。明らかに量を考えていない。キャベツはたぶん半玉、バターもワンパック入っていた。

「お、何だ?食べないのか?味が薄かったら、塩でも足しとけ」

 男は雑に割られた割りばしでバターに噛みつきながら、私に言った。無精ひげにちょっとだけ卵の黄身が付いていた。

 色々思うところは、もちろんあった。

「あの、おいちゃんさんは、」

「何だ、その妙な呼び名は。おいちゃんの名前は、ヒダカってんだ。ちゃんと覚えておけよ。日記に書いとけ。あと、さん付けはなし。ヒダカ。呼び捨てで良い。そっちの名前は知っているから言う必要はない」

「じゃあ、ヒダカ。貴方は魔法使いなんですか?」

「へえ、何でそう思ったよ?」

 ヒダカは器からコーン缶を取り出して、缶切りで開けながら言った。

「さっき、手を叩いて色々やっていたからです。普通はああいうことできないですから」

 以前、カザミさんが同じようなことをやっていたのを見たことがある。カザミさんが魔女として不思議なことを行うように、ヒダカも魔法使いとして魔法を使っているんではなかろうか。

「カザミは確かに魔女だが、おいちゃんはあれとはちょっと違う。ま、おいちゃんもさ、大きな括りで言えば魔法使いって言えなくもないような気もするんだけど……。おいちゃんは、ただのひきこもりのおいちゃんだよ。ま、まず、食え。冷める前に」


 そして、しばらくラーメンを黙々と食べていた。山盛だったラーメンはどんどん減っていった。色々入りすぎていたから心配だったけれど、味は美味しかった。ヒダカの方が早く食べ終わって、私はその数分後に食べ終わった。お礼に食器洗いを申し出た。

 食器洗いから戻ると、「なるほどな。大体理解した。返す」と言って、貸しもしていない私の日記を手渡された。長旅以外では持ち歩かないで、部屋の本棚に挿してある日記が何故かあったのである。

「か、勝手に読んだんですか!?」

「悪いとは思っている。こうやって出てくるのも久々だし、面白い読みもんなんで完全に読み耽っちまった」

 食器を洗っている短時間でヒダカはこの一か月のあれこれを読み漁ったらしい。

「最低です!」

「悪かった。これがおいちゃんの仕事みたいなところなんだ。すまん」

 謝られたところでどうにもならない。しかし、改めて他人に日記を読まれたとなると恥ずかしい。

「でも、最低です」

「……ああ、確かにくそったれだよなあ」

 ヒダカは頭を抱えて自分の頭をくしゃくしゃとかいた。

「ついでと言っては何だが、日記を読んだ関係でこっちも読んだ」

 今度は『終わらない話』をテーブルの上に置かれた。これまたどうしてあんなところにあったのか不思議でならない。あったからと言って勝手に読むのも不思議でならない。

「どうして……」

「ま、必要なこととは言え、すまなかった。謝る。ごめん」

 素直に謝られてしまうと、こちらは困惑するしかなかった。ひとまず、日記と『終わらない話』を抱きかかえてマントを被せた。

「別に……良いです。見ちゃったものは仕方がありません」

「ん」

 ヒダカはバツ悪そうに顔を歪めていた。


「実を言うと、おいちゃんは嬢ちゃんに会いに来たんだ」

 意外なことを言われた。さっきのこともあるので、警戒しつつヒダカを睨んだ。

「私に?どうしてですか?」

 ヒダカは白いマントを着直して、フードを被った。さっきの暗い目がまた戻って来たようで威圧感さえあった。

「んー、あれだ。怪盗が来たろ?あれは本来、他人のいらないものを盗む。が、最近になって大切なもんを盗み始めたって聞いてな。その日記を読んだ限り、嬢ちゃんは既に盗まれているっておいちゃんは思うわけ」

「え、でも」

 予告状にあったのは、私が持ち帰ったもの。

 『終わらない話』は今もまだ手元にある。そんなことを考えていたら、ヒダカは首を横に振った。

「その本は確かに大切だろうし貴重なもんだが、嬢ちゃんという存在にとって最重要ってわけじゃない。あれの狙いは別にある」

 本じゃない。そして、もう盗まれている。

「……分かりません。そんなわけ、」

「そんなわけない、か。そう思っている間に他にも手離すことになるんだ」

 ドキッとした。ヒダカはこっちを射抜くような言葉を口にした。あるいは、吐き捨てるような感じさえした。

 ヒダカの言葉を完全に信じたわけじゃない。今もまだ疑っている。けれど、胸騒ぎがするのも確かで。

 私は何を盗まれた……?

「ま、おいちゃんの言うことを信じる信じないは、嬢ちゃんが自由に選べば良い。誰かに選んでもらうんじゃなくて、な?……自分で動くんだ」

 ちょうど昨日自問自答していたことが見透かされた気分だ。これも魔法使いの力なのか、それとも。

「何を盗まれたんでしょう……」

 尋ねた質問に、ヒダカさんは答えてはくれなかった。

「さて、何だろな。おいちゃんの仕事は、ヒントを出すとこまで。自分で気づくのが、嬢ちゃんの仕事。これは嬢ちゃんにも必要なことだ。悪く思わんでくれい」

 答えてはくれなかったけれど、誤魔化しや嘘は一切なかった。それは何となく、私にも分かったのである。


 も一つ、と言いながら、ヒダカは少し面倒そうにテーブルの上に肘をついた。

「これはおいちゃんの完全なる興味本位の質問だから、そんな気負わず答えてほしいんだが、最近のサイハテをどう思う?」

「最近のサイハテ?」

「そう。ここ2か月ちょっとで、影が増えまくっている。おいちゃんは立場的に、手の出しようがなくてなあ」

 影が増えている問題は、風見堂をはじめ、他のテリトリでも対処に当たっている。特に図書館は、影の対処を得意とする人が多いので重宝されている。そう言う私も影を記す仕事をたまに任せられる。

「確かに影は増えていますよね。図書館としても全力で事に当たっています。ただ、私はサイハテに来てからそんなに日が経っていないので以前の状態が分からないんです。お役に立てず、すみません」

「良いって良いって。気負うなって言ったろ。嬢ちゃんは頑張ってくれているんだな。ありがとな」

 大きな手がにょきっと伸びてきて、私の頭をくしゃくしゃ撫でた。その拍子に被っていたフードが取れた。髪の毛が乱れてしまったけれど、その掌の温かさはどこか懐かしい感じもした。


「あ、これも興味本位何だがな、嬢ちゃん。ここに最近来たって言ったよな。いつ頃だ、それ?」

 ヒダカの手は私の頭に乗ったままだった。

「2か月前です」

「へえ、何でやって来た?」

「何でって?」

「サイハテにやって来た理由だよ」

 理由。そんなこと初めて聞かれた。トキノにだって聞かれたことはないし、自分から話したことはない。

 実を言えば、理由なんかないという方が正しいのだけれど。

「理由なんかありませんよ。迷い込んだんです」

 私は正直に答えた。ふーんとヒダカは首を左右に傾げて、また、ふーんと言った。

「そっか。そりゃとんだ災難だ」

 ふーんふーんと何度か言ってから、彼はそんなことを言った。


 しばらく世間話をした後、ヒダカはジーンズのポケットからスマートフォンを取り出した。それはとても唐突だった。

「さて、そろそろお別れだ。嬢ちゃん」

「え?」

 天気の良い日は花見に限る、なんて話をしている最中に、何かのついでみたいな口調で言われた。

 ヒダカは立ち上がって、伸びをした。そして、そのままドアまでスタスタ歩き出した。どうして、いきなり別れを切り出されているのか、花見状態の頭では理解不能だった。

 ドアを開ける寸前のヒダカの白マントを引っ張って引き留めた。

「ちょっと待ってください!何ですか。いきなりお別れって?」

「……ああ、そうだよなあ。悪かった、おいちゃんの説明不足だ。年取ると、忘れっぽくていけねえや」

 現れた時もいきなり、去る時もいきなり。そんなことで納得できるわけがない。

 私はそもそも、かなりの時間話をしたはずのこの男の名前しか知らない。あとは、魔法使いかもしれないなんていう曖昧な情報。あえてもう一つ挙げるなら、日記と『終わらない話』を勝手に読んだという最低な記憶だけ。

 ヒダカは振り返ってしゃがみこんだ。私に視線を合わせて、また頭を撫でて来た。くすくすと笑っていた。

「おいおい、悪い印象ばっかりだな。ま、しゃあない。自業自得か。次会う時は、ちゃあんと女心を汲める男になっておくよ」

 ヒダカの手が離れていった。何だ、結局説明になっていない。ひどい人だ。本当に。そう思って、出会ったときのように上を見上げると、天井が揺らいでいた。自分の目がかすんでいるのかと思ったら違って、本当に部屋中がゆらゆらと揺れていた。

「怖くない。これは、嬢ちゃんの夢だ」

 優しい声が降ってきて、そう教えてくれた。その声も何だか遠くなってきて、すべてが歪んでいった。ヒダカの姿も。

「ヒダカ!!」

「ああ、そうそう。おいちゃんに会ったこと、みんなには内緒な。おいちゃんは、レアキャラだから。SSRだからよぉ!」

「内緒にします!!けど、意味が分かりません!!」

 そして、自分の姿も、存在も、どこかへ霞んでいく。そんな中で、私たちは声を交わした。

「じゃあな、嬢ちゃん!またいつか夢で会おう!!」

「はい、ヒダカ!いつかまた!!」

 霞みながら思ったのは、あの魔法使いの大きな掌だった。

 




「おはよう。あるいは、こんばんは」

 目を開けた。

 ベッドにいた。赤い布団の、赤いシーツの、赤い枕。

 その傍らにいた人物の朗らかな声を私は聞いた。

「あの……」

「ここは風見堂。今日は4月2日。現在は夜。もう遅い時間だ。君は31日から1日の空白の日、そして今日のこの時間まで眠っていた」

 声の主はカザミさんだった。ベッドの縁に腰かけて私の方を見下ろしていた。

 眠いし、体は重いし、意識もはっきりしなかった。

 でも、ヒダカとのことはよく思い出せた。あれが鮮明な夢であるとここではっきりと確信したのだ。

「どうして、私はここに?」

「話せば長くなる。小さき友、今一度、しばし眠りなさい。私も先まで仕事をしていてね。少し休みたい気分なのだ」

 言われてみれば、カザミさんは顔色が少し悪いように見えた。

「大丈夫ですか?」

「気遣い感謝する。少し休めば平気だろうよ」

 カザミさんはベッドわきの小机にろうそくを点けて置いてくれた。そして、おやすみの挨拶をすると、いつものキリッとした背中で出て行った。

 不思議なことに私は、布団の中で『終わらない話』と日記をぎゅっと抱きしめた体勢で寝ていたらしかった。『終わらない話』はまだしも、日記は抱いて寝た覚えはないのだが。

 色々と疑問は残るけれど、ひとまずもうひと眠りしようと思う。

 もしかしたら、次の夢でもヒダカに会えるかもしれない。そう思うと、少し嬉しく思うのだ。



 追記1:ヒダカの無精ひげに卵が付いていることを伝え忘れた。今もまだついたままかもしれない。申し訳ないことをしてしまった。


 追記2:4月3日(日)…ヒダカに会えないどころか、夢も見ずにぐっすりだった。

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