ドジな女神に不死にされました

たぬ2

ドジな女神に不死にされました

††

 

 山間にぽつんとある長閑な農村。

 

 近くには森があり、川があり、人々は自然の恵みに感謝し平和に暮らしている。

 

 俺の生まれ育った村はそんな感じの、長閑で何ら変哲もない、平和な村だ。

 

 ただちょっと違うのは、電気もガスも水道も無いこと。言わばど田舎ってやつだ、そう思っていた時期がありました。

 

 うそうそ、最初から知っていた。

 

 俺の名前はジュンヤ。こんな田舎の村なので姓はない。ただのジュンヤだ。年齢は4歳、銀髪の髪と青い目を持つ、絶賛わんぱく盛りの快活なガキだ。

 

 随分生意気な4歳児とか言わないでくれ、前世を入れれば+35歳超えてるからな。

 

 そう俺は転生者、前世の事は兎も角として、ここは一応剣と魔法の世界らしい。らしいってのは碌な事も教えられずに生まれた身体。

 

 いや~最初の幼児プレイは困った。母のお乳プレイは最高だったがな。

 

 ぶっちゃけ俺はそんなこんなで前世の記憶をもったまま生まれかわった。俺を転生させた女神から言わせれば、記憶を持ったままだけでもサービスだ、なんて言ってたな。

 

 まあそれはいい。俺は今世では良い人間になるんだ。良い人間っていっても正義の味方とかじゃない。両親にとって、良い子供ってところからな。

 

 前世ではさんざん親不孝して、挙句に下らない死に方をしちまったから、今世では親を大事にする子供になる。自分なりの罪滅ぼしかな。

 

 ってことで俺はいつもの様に、平凡で平和な毎日をいつもの如く過ごしていた。

 

 いつも通りオヤジが畑仕事に向かい、お袋は田んぼで種植えをしていた。俺は隣りの家に住んでる幼なじみの女の子、ベルベットの髪の可愛らしいアマンダと、近場の林で薬草の採取に向かった。

 

 アマンダは俺より半年遅れで生まれた可愛らしい子だ。生まれた時から一緒につるんでいるので、兄妹みたいに過ごしている。

 

 仲良く手を繋ぎ、楽しそうに歩くアマンダに、俺もどこかほっこりとして歩みも軽く、スキップでもしそうな感じで歩いていた。

 

 着いた先は一応村の結界の柵の内側にある林。結界の柵の中までなら子供でも行くことは許可されている。子供に害になる様な大きな動物も居ないからだ。

 

 この世界には魔獣や魔物とか危険な奴らも居るらしいが、結界の柵の内側には入って来ないから安全だ。

 

 お袋に教わった薬草を採取し、籠に入れて持ち帰る、初めてのお使いどころか、もっと簡単な作業、これが村の子供達のお仕事です。

 

 4歳児に働かせるなんて幼児虐待とか言うな。この世界では洗礼を受けるまではそれが当然何だから。

 

 俺もアマンダと一緒に、遊び感覚で採取に励んでいた。いっぱい取っていくと、お袋が喜んでくれて、頭を撫でてくれる。ただその笑顔と褒めてくれる事が嬉しかった。

 

 一生懸命薬草を見つけ、アマンダと採っていたその時、不意に俺は気を失った。

 

 なんかすっごい衝撃が襲ってきて、急に意識が途切れたのだ。

 

 あとで聞いたら俺に雷が落ちたらしい。晴れた天気だというのに、青天の霹靂と言う奴か。

 

 アマンダが無事だったのは何よりだが、目の前で俺が雷に撃たれたのだから、結構なトラウマを植えつけたんじゃなかろうか。

 

 俺はその場で気を失い、心臓も停まり、死んだかと思われたらしい。幸いにして火傷とかは追わなかったようだ。ほんとか?普通雷なんかに撃たれたら、全身焼け焦げるんじゃないの?

 

 兎も角アマンダの報せに慌てた村の人たちに抱えられ、急遽薬師の元に運ばれて様々な薬を飲まされたようだ。

 

 死んでる子供にどうやって飲ませたかは、聞いたくもない。恐らくかなり無理やりなことしたんだろーなー。

 

 その甲斐あってか俺の心臓は動き出し、死から生還できた、とまあめでたしめでたし。

 

 ここまでは、アマンダとお袋から聞いた話だ。

 

 

 その俺はというと気が付くと、以前に見た神々しい神殿の中にいた。そう俺を転生させた女神の神殿だ。

 

 あれ、また転生でもするのかと不思議に思ったのと、僅か4歳で死んだことにたいして、ちょっと不満もあった。

 

 そして白き玉座にすわる女神を見ると、何故か眼を丸くしている。なんか驚いてる?のかな。

 

「えーと、お久しぶりえいいのかな、女神様。」

 

 俺がいうとなんか取り乱してわちゃわちゃしてる。

 

 完全に焦り顔で「え、え、え、え、え、」と驚いてばたばたとなんかパネルみたいなものを表示させてガン見してる。

 

 どうしたんだ?

 

「えーと貴方は……」

 

 目を見開いて俺を見て、パチクリしてる。

 

「今は新しい世界ではジュンヤって呼ばれてます。前世の名前は高木淳也です。なんでだか同じ名前なんですけどね。」


 頭をポリポリしながら言うと、また女神が眼をパチクリしてる。

 

「そそう、そうね、貴方はジュンヤよね、そう、そうよね。」


 なに慌ててんだろ。


「転生の時に女神様に云われて、今度こそちゃんとやろうとしてたんですけどね。雷に撃たれるとか、なんか俺って運がないのかな。」


 はははと乾いた笑いをすると

 

「ご、ごめん、間違えた。」


 え?

 







 俺は転生者だ。

 

 日本で35年生きて、死んで、そして新しい世界で4歳で死んだ。

 

 最初に死んだのは20x6年の日本での事だ。

 

 当時俺は35歳になってもまともに仕事もせず、部屋に引き篭ってゲームに呆けてたんだ。

 

 やっぱそうなると親との確執がすげーすげー。お袋は下手に出まくって、俺の我儘を聞いてくれるが、親父には毎日怒鳴られてた。

 

 時には殴られもしたけど、なんだろな、結局親の思い通りになりたくない、なんてくだらねえこと言って、俺は搾取される側にはならないとか、クソみたいな屁理屈で武装してた。

 

 糞は自分だってのは解ってた。どんな理論武装したった、結局俺は生きた産業廃棄物だったんだよな。

 

 偶に外にでては俺と同質の奴と喧嘩してフクロにされたり、警察に捕まったり。何度親父やお袋に頭を下げさせたか。

 

 ヒキニートやって食わしてもらってて、迷惑掛けて、今思うと自分を殺したくなる。そうだよなとっとと自分で自分を殺せばよかった。でも怖かった。ただそれだけだ。

 

 そして35歳のある日、親父に髪をひっつかまれて外にほっぽり出された。

 

 親父は涙を流しながら俺に、出て行けと言った。

 

 お袋が居間で倒れていたそうだ。そういえばサイレンやら何やらで煩かったなと思ったが、そういうことか。

 

 親父が仕事から帰ってきて見つけたらしい。冷たくなったお袋を。

 ははは……俺ゲームしてたわ。

 

 もしかしたら俺が気づいていれば、お袋は死なずに済んだのかもしれない。俺が殺したのかもしれない、いや俺が死なせちまったんだ。なんかそう思うと涙が溢れてくる。

 

 俺は幾ばくかの金を叩きつけられ、捨てられた。

 

「お前を育てるのは諦めた。勝手に生きろ、どこで野垂れ死んでも構わん。」


 俺は住む場所を失った。

 

 そのあとはまあ、いろいろあって、最後は金も無くなって、河川敷で寝ていたら金髪の糞ガキどもにフクロにされて、誰かが助けに入ってくれたんだけど、俺は痛くて怖くて逃げ出したんだ。

 

 その後が笑える。土手上を走っていたトラックに跳ねられて死んじまった。

 

 思い出すと嫌になってくる。我ながら碌なもんじゃない。クソみたいな自分に嫌気がさす。

 

 だから女神が出てきて転生の話しをした時、チートもなにももらえず、ただ前世の記憶を持ったまま転生すると言われた時、俺はやり直すことにした。

 

 折角もらった新しい人生、記憶が残っているのは、前世への贖罪と思い、新しい人生では親を喜ばせようと、親を悲しませることはしないと、一生懸命にしてたつもりだ。

 

 もっともまだ4歳の肉体だし、やれることなど限られている。だけどそれなりに頑張ったわけだ。

 

 だけどなんでだよ。

 

 まだ親孝行なんて殆どしてないのに、なんで死ぬんだよっ。

 

 というふつふつとした怒りは会ったけど、自然現象じゃ仕方がない。俺はそういうついてない運命だったんだ。

 

 そう思うしか無かった。

 

 だけどさ。

 

 

 

 

「ご、ごめん、間違えた。」


 女神様?それどういう意味ですか?


「どういう意味っすか?それ。」


 天使のような姿をした女神に尋ねる。ぶっちゃけ意味が不明、イミフなんですけど。

 

 俺の転生が間違ってた?前世の記憶もってたのが間違い?


「えっとね……」

 

 白い玉座の前で女神は頬を赤らめて、なんかもじもじしている。

 

「なんかぼそぼそ云われても解らないんすけど。」

「えっとね……」

 

 まだもじもじしてモゴモゴ小声で云ってる。

 

「はっきり言って下さい。俺の転生は間違いだったんですか?」

「あはは、ごめーん、雷槌落とす相手を間違えちゃった?てへっ。」


 固まりました。また雷槌落とされたみたいに固まった。

 

 意味解らないっす。どういうこと、相手を間違えた?え?

 

「あのね~、あの雷槌はあたしが落としたんだけどぉ~、ちょっとばかり相手をミスして設定しちゃってぇ。あはは、許してね?」


 小首を傾げて舌をだして、女子高生ライクに可愛く見せてんじゃない。

 

 あの雷は自然のものじゃないのか!

 

 てめえの仕業か!


 しかも人間違い?

 

 ふざけるなーーっ!


 一度死んだときに、てめえ言ってたよな。

 

 俺は転生とか聞いてぶっちゃけ喜んだ。

 

 ああ、確かに喜んだ。

 

 引き篭ってニートしてた時に嫌ってほど読んだネット小説やらラノベやら、転生ってやつだ。それがホントにあるってことだし、チートな能力とかスキルとか与えられて、転生人生でヒャッハーできるって喜んださ。

 

 スキルサイコー、チートサイコー、とかいって勇者になってハーレム造ってってね。だけどお前俺をあんとき言ったよな。

 

「前世で碌な事してないのに、な~に甘えてんの、ちっとはマトモな事してから言え」


 と。

 

 女神ぃ!テメエあん時は、俺が碌なことしてない、屑みたいな人生だったから、なんのチートも持たせずに生まれ変わらせたんだよな。

 俺はあん時てめぇに云われて、それもそうだと悟ったさ。

 

 糞ニートで親不孝で、とんでもない馬鹿だと。だから今度はちゃんとやろう、そう思ってたし、転生というなら赤ん坊からだ。それも前世の記憶付きとなれば、しっかり頑張れば、きっと今度はまともに人生を送れる、そう思ったしな。

 

 だから前回チートも無しで、平々凡々な生活に送り込まれたのは、俺も納得した。


 だからそれはもういい。


 俺はお袋や親父に喜んでもらおうと、一生懸命やったぞ。前世での不出来を取り返すつもりで、幼いながらに頑張ったぞ。

 

 なのにお前、なんでこんなことになるんだよ。

 

 落とす相手を間違えただぁぁぁっ!

 

 ボケァァァァァァっ!

 

 ふざけろふざけろ。このドジ女神ィィ!!!

 

 俺は女神にありとあらゆる暴言を吐きつづけた。

 

 4歳児の身体でな。

 





 とまあすったもんだして、このドジ女神と喧々囂々したわけだ。

 

 35歳の前世の記憶を持つ4歳児が、女神を罵倒するとか、いったいどんだけシュールな展開なんだと。

 

 結果を言うと、女神がミスで人の命を奪ったとか、かなりヤバイことらしい。このドジ女神に上司とかいるのかね、よく判らんけどなんか怒られるとか怯えていた。

 

「だから今回は無かったことにするから~♪ノーカン、ノーカンねっ!」

 

 は?まて、どういう意味だ?

 

 よく判らんが、このドジ女神、自分のミスをもみ消すつもりらしい。

 

 んで、俺はもう一度人生をやり直すのではなく、4歳から再スタートとなった。つまり生き返れるってことだ。転生させるとバレるらしい。


 因みにあの世界には魔術はあっても蘇生術などは無い。一度死んだらそれっきりだ。

 

 例外に外法として禁呪の様なのがあるらしいが、魂は闇に落ちるとか。ゾンビとかの類かね?

 

 よく判らんがそれこそ碌でも無い。

 

 とりあえず今回は、そんな禁呪は使わず、女神の力で生き返れるとか。折角やり直した人生を失ってたまるかってんだ。

 

 前世の分まで俺はもっとマトモな人生を歩むんだから。心を入れ替えたんだ、脱ヒキニートだ。親孝行人生するんだっ!

 



 てことで、生き返った。

 

 目を開くと、アマンダとお袋と親父、みんなから寄ってたかったもみくちゃにされた。


 当然死者が生き返ったと、大騒ぎとなった。

 

 これも薬師のお陰だと、薬師は随分崇められたらしい。もっとも本人はなんで生き返ったか解らなかったみたいだが。

 

 

 でだ、ここまでは良いんだ。そう、ここまではね。

 

 翌日騒ぎが落ち着いた頃、俺はあのドジ女神の言葉を思い起こす。

 

「今度は絶対死なないようにしておくからぁ!」

「絶対?」


 ドジ女神が満面の笑みを湛えていたが、それがすんごく気になった。

 

 絶対死なないって、あのドジ女神の事だ、また碌でもない事をしたんじゃないか?

 

 なにせ相手を間違えて雷落として殺しちゃうくらいだ。ど~も嫌な予感がしたので自分のステータスを見てみる。


 この世界では、自分のステータスやスキルとかを、赤ん坊の頃から見ることができる。

 

 なんで、と云われても困る。ドジ女神に云わせると、そういうことらしい。

 

「ほらあ、ゲームとかって最初からキャラクターのステータス解るっしょ?」


 なんて気軽に言われた。

 

「この世界はゲームかよっ」

 

 と言い返したくなるが、もうあいつと話してると頭痛くなるからどうでもいい。

 

 最初に会った時はすごく荘厳で神秘的で、いかにも女神っぽかったのに、二度目はおもいっきりメッキが剥がれていた。多分あれが素なんだな。

 

 最初の転生は極々普通の人間として生をもらったから、ステータスをみても面白くも無いもんだった。

 

 因みに自分のステータスを見ることはできるが、他人のステータスを見るには、【鑑定眼】というスキルを手に入れる必要がある。よくわからんが、女神曰くこの世界のシステムなんだから諦めろとか。

 恐らく女神はこの世界の管理者であって、その上にこの世界を構築した上位の神とかが居るのかも?


 自分を鑑定するだけなら、単にステータスと念じるだけで情報が視界に浮かんでくる。うん、完全にゲームやってる時のモニターです。有難う御座います。

 

 この世界を造ったやつって、ゲーマーだったのかもしれないな。

 

 それでステータスを見たらなんかわけの判らん称号が加わっていた。

 

 称号【不死神】肉体が消滅しても精神体が残る限り復活する。ただし寿命による死は免れない。称号によって付与されるスキル:【再生】【金剛体】


 復活?肉体が消滅?【再生】に【金剛体】って、なにそれ。

 

 てかなんじゃこりゃーーっ!

 

 ふざけろ、ふざけろ。なんじゃこりゃ。俺は普通に平穏な人生を歩みたかっただけなのに、なにこの称号、死なないとか再生とか、もろバケモンみたいなスキル。

 

 肉体が消滅しても蘇るって、あのやろまたドジでもやらかして俺を殺さないようにとか、そんなんじゃないだろなーっ!

 

 しかも奴が追加したのは、それだけに留まらない。

 

 4歳の俺の以前のステータスは

 

 ジュンヤ

 【種族】人種

 【年齢】 4歳

 【状態】普通

 【Lv】01

 【HP】14

 【MP】12

 【SP】16

 【攻撃】1

 【防御】1

 【魔攻】1

 【魔防】1

 【回避】1


 スキル

 【採取】Lv.1


 とまあ普通の4歳児のステータスだ。

 

 この世界ではHPは生命力、ヘルスポイントとかそんなもの、MPは魔力、マジックパワーとかの略っぽい。。SPはスタミナ。持久力とか、そんなものらしい。使い切るとぶっ倒れちまって、身体が動かなくなる。

 

 これらの数値は生まれた時は3でその後歳を取るごとに、3から4つづつ増えていく。生活環境なんかによって若干の補正が掛かるらしく、人によって多少の誤差は生まれるらしい。

 

 まあまだ【鑑定眼】を持っていないから、他人を見ることは出来ないので、あくまでも想像の領域も含まれているけどね。

 

 攻撃やら防御やらは全く鍛えていないし、そもそも4歳児でそこそこの攻撃力なんてもっていたら、それこそおかしい。

 

 採取スキルは普通に取れた。採取すれば取れるらしい。家の手伝いだから伸びて当たり前だ。お袋とか親父とかは、おそらく農耕とか料理とかのスキルが有るのかもしれない。

 

 どっちにしてもこれは4歳時としては、極々普通のステータスだ。それがこうなってた。

 

 ジュンヤ

 【種族】人種

 【年齢】 4歳

 【状態】普通

 【Lv】01

 【HP】9999

 【MP】9999

 【SP】9999

 【攻撃】1

 【防御】99999

 【魔攻】1

 【魔防】99999

 【回避】1


 スキル

 【採取】Lv.1

 【状態異常耐性】Lv.1

 【再生】Lv.1

 【金剛体】Lv.1

 

 称号

 【不死神】<Unknown>

 

 どっから突っ込んだらいいんだ?

 

 不死の上にカンストしたHPとMPとSPと防御力と魔法防御って、おぃぃぃ!これでどうしろってんだ。

 

 崖から落ちても大丈夫い

 

 雷に打たれても大丈夫い

 

 剣で斬られても大丈夫い

 

 まるっきりバケモンだろがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

 あのドジ女神、今度会ったら唯じゃ置かない。てかもうこんなんじゃ死ねるとも思えねぇ。死にたくは無いけど、これって自殺すら出来ないんじゃないか?

 

 こんなんで平和に長閑に暮らせるのか、最低限両親より先に死ぬことはなさそうだけどな。

 

 貰えないとおもってたチートな能力が手に入ったけど、これから俺は平穏に暮らせるのかな。

 

 こんなもん心を入れ替える前に欲しかった。

 

 なんかいろんなフラグが乱立したような気がする。

 

††

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