『最低限の幸せ』

ゆったりと息を吸って

 体の中に溜まった空気をしっかりと感じ


ゆっくりと息を吐いて

 この一息があったことに感謝しよう


 そうして

  少しおとなしくなった鼓動を感じて


  もう一度息を吸い 目を閉じる


 吐き出す息と一緒に

 大好きな言葉を

  心が欲しがっているフレーズを


 そっと唇にのせてみる


そうすれば ほら

もう なんでもない



なんでもないんだよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る