アルゲバ物語

NUJ

プロローグ



「なんだここは。王国の遺跡なのか。」

「すっかり荒廃してらあ。」

「お、壊れた機械人形だ。」

「しっかし誰もいねえな。白骨の一つや二つあってもおかしくないだろうに。」

「その代わり、ほら、人形がめっちゃあるわ。」

「俺達ツいてるな。何でも取り放題だ。」

「人形は出来るだけ入手するんだ。貴重なセラミック資源だからな。」

「中に入る前に何王国かぐらいは見ようぜ。」

「そうだな。」

「ふむ・・・アルゲバ王国だって?」

「ほう。」

「知らねえ名前だな。」

「先いこ。」

「ああ。」





アルゲバ物語

~ある人形の見聞きした、王国の一つの物語~


時はそれより昔に遡る・・・。

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