ここまでの登場人物紹介

    ○ここまでの登場人物


        北川ファミリーの方々


 ○北川 雄一


 12月24日のクリスマス・イブの夕方から夜になろうとする時、運命の分岐に立ち合い、運命の女神の誘いに応じて、トトランタに転移した少年。

 誕生日が12月な為、16歳に成り立てである。

 16歳の少年とは思えない体格を誇る。

 シホーヌに贈られたカンフー服を結構気に入っている。


 中学生の時に、雄一の考えなしの行動により、両親を死なせた過去を持つ。その過程で、親戚の心ない言葉や行動、遺産相続のゴタゴタを体験して、特殊な育ちをして、今に至る。


 弱い立場の気持ちを汲み、手を差し出す優しさを持ち合わせる半面、自分の立場を利用して、横暴に振る舞い、弱者をいたぶるモノを極端に嫌い、徹底的に戦う姿勢を見せてしまう若さがある。


 比較的、自分に対する悪意には、無関心なところがあるが、自分の周りに対する悪意にはとことん敏感で、触れ方次第では、逆鱗に触れると同義。


 年頃の女の子にモテないのが悩みらしいが、本人は、やさぐれた目がモテない理由だと思っているようだが、それは小さな誤差である事に気付けずにいる。


 一緒に暮らしてる皆をそれぞれ、愛情を持って接しているが、取り分け、レイア、アリア、ミュウが可愛くてしょうがないようで、溺愛している親馬鹿フルスロットルで止まる様子がない。


 ミチルダにより、譲られた青竜刀、『巴』を相棒に雄一は、トトランタで何を成すのであろうか?



 ○シホーヌ


 雄一をトトランタに導いた運命を司る女神。


 色んなチートと共にレイア、アリアの双子を雄一に事後承諾で押し付けた。


 トトランタで住むに至る準備のほとんどを友人のホルンの指示により、なんとか形にして、今の現状でスタートが切ったほど、色々、抜けている所があるのが見え隠れ、隠すのが困難なレベルで露呈する女神。


 見た目は14,5歳ぐらいに見え、スタイルも中学生ぐらいと考えれば、特に胸は素晴らしいが、中身がどうしても、1ケタの子にしか見えなく、雄一の頭痛の種である。


 本人は自称、雄一の奥さんで、双子の母親と公言するが、誰もそれをまともに取り合う者はいない。何故なら、本人が普段、明らかに忘れている為である。


 雄一が、家を出ている時には、家に残る子供達と一緒に遊んで(貰って)たり、洗濯などをして過ごしている。


 好きな物、甘い物  習性、ツマミ食い

 座右の銘 『料理とは、未知にチャレンジし続ける事なのですぅ!』



 ○レイア、アリア


 シホーヌが連れてきた双子の娘。


 何やら、家庭の事情レベルを飛び越えた事情に巻き込まれ、辛い体験をしてるところをシホーヌに連れ出されたらしい。


 その為、双子は人間不信に陥ってしまう。

 レイアは極度に暴力的で、アリアは、失語症一歩手前で、作中では未だ、言葉を発していない。


 そういった事情があるにも関わらず、アリアだけは、雄一には、早い段階で懐いたのには、ちゃんと理由があるが、それは、これから語られる日がくるだろう。


 レイアも、雄一に素直になりたいという気持ちが芽生え始めるが、レイアに打ち込まれた人間不信の傷跡は深い。


 ちなみに、髪が長いのがレイアで、肩ぐらいまでの長さなのがアリアである。

 どちらが姉で妹かはいずれ……(笑)



 ○ホーラ


 ダンガのストリートチルドレンだった子。

 そして、雄一と出会い、雄一に仄かな想いを寄せる少女。


 作中では語られてないが、ストリートチルドレンの数は実は多くはない。特にダンガでは少ない。一般家庭で、敢えて捨てるよりも、労働力として使いたいという思いから、捨てられる事は稀である。

 なので、ストリートチルドレンになる子の大半は、実は生まれの良いとこの長男以外の子である。魔力が少ない子など、恥なだけとばかりに捨てる者がいる。特に妾の子だと、特にそういう傾向が如実である。

 貴族が、ダンガでは少ないのが、ストリートチルドレンの少ない理由である。


 作中でホーラが語ったように、ストリートチルドレンの生き様は、褒められた生き方はまずできない。

 その中で、ホーラは、娼婦にもならず、冒険者と自立しようとしていたが、上手くいかず、追い込まれてた所で、雄一と出会い、その強さに自分の八方ふさがりの現状を打破できるのではという光明を見る。


 雄一に、適性を見出され、一皮剥けたホーラであるが、今後どんな活躍を見せていくのであろうか。



 ○ミュウ


 ダンガの北にある森で、雄一が出会った獣人の少女。実は、レイアとアリアより1歳年上の5歳である。


 自由奔放な明るい性格で、アリアと特に仲が良く、一緒に雄一と寝るが大好き。

 雄一の肩が指定席で、そこから眺める景色が好きらしい。


 種族が、ビーンズドック族というらしく、違法の奴隷商人に乱獲される種族である。

 ミュウの両親も、それに掴まったらしく、ミュウも掴まりそうになるが、父親の一か八かの機転により、難を逃れる。


 いつも馬鹿のように明るいミュウであるが、雄一と一緒に寝ている時に、パパ、ママと呟き、涙を零し、雄一の腕にしがみ付く姿が時折見られる。



 ○アクア


 ミュウの案内で連れていって貰った場所の泉にいた水の精。


 誰にも見向きもされなかった神像を綺麗に磨いて貰えて、嬉しくて、現れた。


 水属性は、マイナーを通り越して、加護持ちどころか、信者すらいた事がない残念属性であったが、雄一に求められ、嬉しくて、加護を与えると言ったが実は……


 属性的なせいもあるが、火の精と、とても仲が悪い。特にというのが火なだけで、他の属性の精にも馬鹿にされている可愛そうな子。


 シホーヌとよく喧嘩をしているが、お互い、シンパシーを感じるようで、楽しそうにしている。



 ○テツ


 雄一とホーラが冒険者ギルドで受けた依頼の場所で住んでいた少年。

 白髪で目に少し紅さが宿る、アルビノのエルフ。


 雄一と同じように、自分のしでかした事が原因で、両親を死なせてしまうが、雄一の言葉で、立ち直るキッカケを得て、現実と向き合う。


 その為か、雄一に憧れを抱き、このままいくと神聖視するのも時間の問題のように見られるが、どうなっていくかは、今後の展開を見守ってください。


 雄一と同じ、冒険者になりたいと願い、適性を調べると、性格と似た不器用な適性持ちで、魔法は使えず、得意武器は1種だが、極める可能性を秘めているといった、とことん真っ直ぐな少年。


 彼の目標の世界二位のお父さんへの足跡の1歩目を歩き始めた。



   雄一達を取り巻く人々


 ○ミラー


 冒険者ギルドで受付をしている男のエルフ。


 冒険者ギルドでは、受付嬢が10人以上いるが、男の受付は彼のみである。にも拘らず、何故か毎回、雄一が来ると受付にいるのはミラーである。


 受付としては、間違いなく優秀であるが、人を食った性格をしており、あれに付き合える相手は、雄一が現れるまで、いなかったと言っても間違いないほどであった。

 だが、意外と心配りや、優しさが分かりにくいだけで、人一倍ある人物だが、雄一をからかうのは出会った時を除いて、完全に趣味の領域である。



 ○ダスク


 4の冒険者の中年の二枚目といった、おっさん。

 ストリートチルドレンの女の子に、娼婦の斡旋をする事で、小銭を稼ぐ小悪党だが、ホーラに絡み、雄一の逆鱗に触れて、酷い目に合わされるが、彼の周りでは、運が悪いヤツという認識はあるが、特別評価が下がったりはしなかったそうである。

 それよりも彼の周りの者がそれを見て、雄一に関わらないようにしようというルールが生まれたそうである。

 この事を公で口にして睨まれたくない彼らの間で符丁で『レモン』という言葉が横行したらしい。



 ○サリナ


 マッチョの社交場の花の美少女。この子の存在がなければ、雄一は、2度と足を踏み入れなかったのではないかという説がある。


 普段は、店番をしているが、店を閉めるとミチルダの指導の下、鍛冶の腕を磨く毎日である。


 ミチルダに弟子入りできただけ、何やら光るモノがあるらしいが、今の所、開花した様子はないようだ。



 ○ミチルダ


 生ける伝説の鍛冶師のミチルダ。

 ステータスを覗くだけで、呆れるような存在である。


 常にパンイチで、逞しい体を晒している。同じように逞しい者や可愛い男の子が大好物のようで、必殺の流し目に余念がない。


 雄一は、彼を人類と認めてないらしい。


 そこで、雄一に、では彼は何者なのでしょうとインタビューをしてみました。


「ミチルダ? 誰も捜してくれないから自分から出てきた妖精さん」


 だそうです(笑)

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