第19話 魔法の鏡と美魔女の鑑
ある国に美しい皇后様がおりました。
皇后様は寄る年波にも負けずスキンケア、ビューティケアで今日も綺麗。
そんな皇后様がある日、魔法の鏡にたずねました。
皇后「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡「はい皇后様、この国の中で30代の既婚女性、王族関係者並びに側仕え、いわゆる王宮界隈ではブス専、太った人が好きなどなどの個人の趣味嗜好を度外視して一般論で言うならば、間違いなく十中八九、皇后様が一番美しい方でございます」
皇后「範囲狭っ! ……いやあの、全年齢ではどうなの?」
鏡「えーっと……。ほら、果実は腐りかけが美味しいとも言いますし」
皇后「聞いてねぇよ! 変なフォローすんなし!」
鏡「あの、僕は年上女性好きですよ? 元気出して? なんか、ごめんね……」
皇后「素で困るなよ」
こうして皇后様は後に、年上好きの狩人を探すことになるのでした。
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