妖死妓楼
kurn
第1話 妖死妓楼
妓楼と言っても女がいるわけでもないし、みんなが想像するような妓楼ではない。葬儀屋であり、何でも屋である。建物の外見が妓楼なだけなのだ。
さて、今回の客は何を依頼するのかな?
「
この妓楼の最高権力を持つ雍州の部屋に遠慮もなくずかずかと入ってきたのは、雍州の息子・
「人間?妖怪?死人?」
「人間ですが…。ちょっとおかしいんですよね。なんか妖怪臭いと言うか。」
人間で妖怪臭いとかめんどくさいのが来たな。
「
「妖鬼の間ですよ。一応。」
「学習したな。さて行くか。」
この妓楼には様々な部屋がある。妖鬼の間は一番術が強くかかっている部屋だ。この部屋で妖鬼が暴走したら、自動的に束縛の術がかかる。一番安全と言える部屋だ。
雍州は立ち上がる。耀が羽織りを肩にかける。
「めんどくさくても、あの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます