二章 ドアを巡る諍い

(2-1)

1.

「ご覧に頂けますでしょうか。これが、二年の月日を経て我が社が開発に成功

したドアの試作機になります。まずは、種も仕掛けもないということを確認し

て頂きたいと思います。もっと近くにいらしてください」

 まるで手品の披露会だな、と思いつつも他にふさわしい口調も思いつかない

のでそのまま続けることにした。手品師の前には小さな台があり、その上に輪

ゴムほどの大きさのリングが縦に固定されている。リングは台の下にある巨大

な装置に繋がっており、それとあわせてドアとして機能する。聴衆は二十名ほ

ど、いずれも政財界で多大な影響力を持つ大物たちだ。

「ここにビー玉がございます。そうですね、なにか印を書いて頂けますか。ア

ルファベットでも、数字でも、意味のない模様でも結構です。ありがとうござ

いました。それでは、ドアを繋げてみます」

 スイッチを入れ、装置を起動すると、小さな台の上に突如もう一つのリング

が姿を現す。それだけでも聴衆にとっては感嘆ものだった。

「ここに現れたもう一つのリングがドアの出口になります。それでは、入口か

らビー玉を通してみましょう」

 すると、ビー玉は入口のリングを境に消え、解説者が出口と称したもう一つ

のリングより顔を出す。もう一押しすると出口から抜け出る。さっき書いたば

かりの印もついている。ビー玉は同一のものだ。ついでに指も出し入れしてみ

せる。聴衆は一斉に前屈みになり、目を丸くしていた。

「おわかりいただけましたか。ドアと呼ぶにはあまりに小型ではありますが、

原理そのものはこうして見事に実証されたというわけです。接続距離も、まだ

この台の上から出ることはできません。ですが開発が進めば、やがてドアは人

間が通れるほどの口径と、国内外を自由に行き来できるだけの射程を実現する

ことも可能です」

 現実を受け止めるまでにはしばし時間が必要だった。人類未到の新技術の萌

芽を前に、二十名という少数の聴衆ながら、割れんばかりの拍手が響いた。

「似たような手品はありますからね。まだ疑わしいと思われたら、どうぞご自

由に触れて頂いて結構です。ただ、いくらか危険を伴いますから注意事項だけ

はお守りください。では、質疑にも応答します」


「やったじゃないか。大成功だ」

 大一番のプレゼンを終え、ほっと息をつく崎島に声をかけてきたのはクリス

だった。

「内心ヒヤヒヤものだったよ。試作機はまだ不安定なところがあったからね」

「大仰な口ぶりも見事なものだった。それにしても、ここまで長かったよう

な、短かったような……」そういい、クリスは感慨に耽る。

「よくやった崎島くん。やはり君を我が社に招き入れたのは正解だった。たっ

た二年でここまでの成果が得られるとは、正直思っていなかったよ」

 満面の笑みで、次に声をかけてきたのは吉田社長だ。

「これも、吉田製作所の設備と経験があってのことですよ」

 吉田製作所は資本金五〇億の大企業だ。医療機器、半導体・FPD関連機

器、分析計測機器、試験計測機器など幅広い分野を扱っている。だが、それだ

け広範な分野に手を広げながらもドア開発に該当する部門はなかった。そこ

で、空間接続新技術開発部門――通称ドア開発室が新設されることになる。崎

島はそのドア開発室の主任研究者に就任する形となっている。完成された機械

をつくるには、技術より指揮管理のノウハウが重要だ。その点、吉田製作所は

申し分ない。

 ドア論文の発表に際し、複数の企業からヘッドハンティングがあった。その

なかで、崎島はこの吉田製作所を選んだ。所属先の選定は慎重を期して行われ

た。各社長との面接に際し、自らの思想を明確にしない上で軍事利用について

それとなく話題に出し、反応を見る。また、会社の経営実態や政府とのつなが

りを徹底的に調べる。そのなかで、平和利用を約束し、政府の息もかかってい

ない企業が吉田製作所だった。

 吉田製作所も大企業に分類されるが、その十倍以上の資本金を誇る企業から

のスカウトもあった。ただ、ドアの試作機を開発するだけなら吉田製作所の規

模でも十分であり、試作機のデモに成功すればさらなる投資も見込める。ま

た、オリジナルドアの秘匿のため情報管理も徹底しなければならない。そのた

めには大きすぎる企業では逆に都合が悪い。この点でも吉田製作所は都合がよ

かった。

「ドアという名称はたしかにぴったりだが、実をいうと私は『ポータル』を連

想していてね」ふと、吉田社長がつぶやくようにいった。

「なんですかそれ?」

「ん。知らないか。要は、ドアに類する装置を題材にしたゲームがあるんだ。

そういえば、そのゲームではたとえばこういう使い方ができる。入口を床に、

そして出口を壁に設定する。そして、高い場所からから床の入口に向かって飛

び込む。すると、飛び込んだものは壁の出口から勢いよく射出されることにな

る。まさにスタイリッシュ・ドア・アクション。どうだね、ドアはこういう使

い方もできるか?」

「なるほど……考えもしませんでした。できますね。ただし、少し問題もあり

ます」

「なんだね」

「出入口で角度が違うことです。そういう設定も可能ではあるのですが、ドア

はあくまで一つの物体であり、二つになるわけではありません。たとえば、ド

アの出口を入口に対し九〇度の角度で設定した場合でも、入口を動かせば出口

も同じ動きをすることになります。同じ動き、というのがどういうことかわか

りますか?」

「ん? ちょっと待ってくれ。それでは……」

「お察しの通り、ドアの出入口は互いに近づくことがあるということです」

「ということは、うまくすれば出口のリングを入口に、こう、十字を切るよう

に差し込むこともできると?」

「そうです。つまりそこが問題なのです。ドアの裏側に物体を通すのと同様、

大変危険な行為になりますね。挙動の予測には複雑な計算を要しますが、おそ

らく似たような惨事を招くものと思われます」

 ドアをはじめて手にしたときには気づかなかったが、考えてもみればほとん

ど地球の反対側ともいえるフロリダになんの問題もなく繋げたのだから、入口

に対する出口の角度は自由でなければおかしい。インターフェイスを調べる

と、地球の重力方向に対して自動補正される設定になっていた。もちろんこれ

は任意に変更できる。

「なるほど。ドアにはまだそんな危険性もあったのか……」

「そのために、警告表示等の安全装置も同時に開発する必要があるのです」

「その担当がクリスくんというわけだね。いやはや、君たちは実にいいコンビ

だよ」

 クリスもまた崎島の推薦という形で吉田製作所に所属し、ドアのための新し

いインターフェイスの開発に精を出していた。これもドア以外に応用可能な技

術であり、すでにドアそのものよりも実際的な成果を上げている。

「それでは、私は失礼させてもらうよ。今後とも期待している」

 ドア開発室は徹底した秘密主義で管理され、ほとんど崎島の私有空間同然に

なっている。開発チームはインターフェイス部門を含めて五十名ほどいるが、

崎島の手足のように動き、開発指示や技術についての詳細な情報は公開されな

いことになっている。

「主任。前々から気になっていたのですが、これらの数値はどのように算出さ

れているのですか?」ゆえに、ときとしてこういう質問が飛び込むこともあ

る。

「それについては機密管理の観点から話せないんだ。そういう契約になってい

てね。ドア技術の流出が社にとってどれだけの損害になるか、わかるだろう?

 そして、他社が喉から手が出るほどそれを欲しがっているということも」

「はあ。契約ですか。それはすみません」

「構わないさ。君も技術者なら気になって当然のことだ」

 社との契約のためにデータの出自は話せない。その説明は正しいが、この徹

底した機密管理は崎島から申請したものだ。開発チームの厳密な情報管理、そ

して崎島とクリスのIDでしか進入できない第一開発室。すべてはオリジナル

ドアの秘匿を目的としたものであり、社長ですら第一開発室でなにが行われて

いるかを知ることは許されていない。

 第一開発室はオリジナルドアのリバースエンジニアリングを目的とした隔離

空間である。ここでは社の設備によってドアの詳細な分析がなされ、開発指示

の多くはここから出される。ただし、ドアは常にこの場所で管理されているわ

けではない。必要のない場合は秘密の隠し場所に保管されており、必要があれ

ばクリスの開発した携帯から操作できる遠隔インターフェイスで呼び出すの

だ。これも厳重なセキュリティ設計がなされており、携帯から発信したワンタ

イムパスワードはいくつかの中継を経て専用の大型無線機に届き、そこからド

アの受信機に送信し、インターフェイスを起動する仕組みになっている(無線

機は屋上への出入口がないビルの屋上にドアを使って設置した)。用が済めば

再びドアで空間を繋げ、誰も知らない隠し場所に格納する。

 こうしたオリジナルドアの所在は崎島が管理しており、クリスさえもその隠

し場所を知らない。というより、クリスが自分も含め誰にも教えるなと釘を刺

している。崎島は開発チームくらいには知らせた方が作業もはかどるといった

が、クリスの強硬な態度に現在も従っている。

 また、崎島はドアの管理を兼ねて通勤にもドアを利用している。出社時には

自宅にドアを呼び出し、第一開発室へ繋げる。退社時には第一開発室へ入り、

隠し場所へドアを移し、そのまま帰宅する。これが彼の基本的な一日のルーチ

ンだ。個人の通勤にドアを占有利用するのは少々後ろめたくもあったが、ドア

の秘密を守るためでもあるということで正当化し、誰もが夢見るドアの利用法

を楽しんでいた(とはいえ、ドアの管理を兼ねる以上早朝出勤が条件になるた

め、むしろ寝坊は許されない)。

「米国や中国もドアの研究を進めているようだな」クリスはCNNニュースサ

イトの記事を読みながら崎島に話した。「なに、心配するな。まだまだ俺たち

の方が先んじている。とはいえ、油断はできないぞ。資金力は桁違いだ。宇宙

開発を第一の目標に掲げ、その他あらゆる平和的な利用を謳い、国家予算のみ

ならず民間からも資本を募っている。研究チームも国中から最高の頭脳を集め

ている。本気だな」

 この二年で、予定していたドア論文はすべて発表した。肝心な部分は隠して

あるが、ドア開発を試みようと決断するには十分な情報を含まれている。オリ

ジナルがなくとも、大資本を投入すれば埋められる穴だ。

「宇宙開発、か……」クリスの話で崎島が気に留めたのはそこだった。「たし

かに、ドアなら搭載量を気にしなくて済む。何十t、何百tだって資材を運び

放題だ。宇宙空間での建築もずいぶん楽になるな」

「まさか、本気にしているのか?」クリスは呆れたような声でいった。「たし

かに宇宙開発もするだろう。だが、平和利用なんて大嘘だ」

「そうだな。この記事でも、軍事利用についてまったく触れていないのは不自

然だ」

「その通り。ついでにいえば、なにもこれは海の向こうだけの話じゃない。こ

の日本でも、同じような発想に至っているものが軍の上層部にいるはずだ。そ

ういった連中には近寄らせないよう、細心の注意を払うんだ。各国で同時に量

産されるなら抑止力も期待できる。だが、一国にオリジナルドアが独占された

場合、その国を止める手段はない」

「日本が? それは笑える冗談だ」

 崎島が正しかった。現実の日本は、ドアの軍事的な価値を説く主張は一切通

らず、法的な扱いで国会は揉めていた。


「その、大変申し訳ないのですが、えっと、ドアのデモンストレーション企画

でしたか。急遽、別の番組企画が予定に入りまして、今後ともスケジュールに

空きはなく……」

 TV局からの突然のキャンセルに崎島は愕然とした。お偉方への小規模なプ

レゼンに成功し、次はTVカメラを招いての大々的な宣伝だと意気込んでいた

矢先にこれだ。まだ世間も、そしてマスコミもドアの重要性を認知できていな

い。だからこの扱いなのだろう。TV出演でドアの試作機を公開したのならそ

れも変わるという目論みだったが、その前段階でつまずくとは思っていなかっ

た。

「困ったな。ま、TV局は他にもある。ドタキャンを後悔させてやろうじゃな

いか」

 しかし、今度は丁寧な言葉遣いすらない門前払いを受けることになった。次

の局も、次の次の局でも同様だった。もっともらしい説明すらない。とうとう

全国放送局は全滅、誰からも相手にされなかった。

「どういうことだ……?」

 ドアの認識は世間一般ではここまで低いものだったのか。触れてはならない

狂人のように思われているということなのだろうか。

 いや、それはない。エセ科学でもオカルトでも喜んで電波に流す連中だ。ド

アのような珍奇な話に飛びつかないわけがない。少なくとも最初の一社につい

ていえば、結果的にキャンセルにはなったものの、当初は興味深く話を聞いた

上での快諾だった。それ以外は明らかに態度が違った。問答無用といわんばか

りに、話を聞こうとすらしなかった。

「間違いない。アキラ、俺たちは妨害を受けている」クリスはそう結論した。

「妨害だって? いったいなぜ……」

「ドア技術が実用化されてみろ。君のドア輸送交通網計画がいい例だ。そんな

ものが完成すれば、鉄道などの既存の交通インフラは大打撃を被ることにな

る」

「つまり、そういった連中がドア試作機の発表を邪魔していると?」

「先のデモンストレーションを受けて、いよいよドア技術が現実味を帯びてき

たことを知り、危機感を覚えたんだろう。迂闊だった。TV宣伝を先にしてお

けば……」

 クリスは舌打ちするが、今さらどうしようもない。TVによる宣伝は諦める

か。しかし、ドアの宣伝には映像――それも生放送による宣伝が一番わかりや

すい。

「まだ連中の手が伸びていない局もあるはずだ。全国放送は諦めるしかない

が、まだ希望はある。TV出演したという既成事実さえつくれば、あとは口コ

ミやネット上での拡散、そうして広範な支持を獲得すればさすがに黙殺はでき

なくなってくるはずだ」

 吉田製作所は片っ端から全国のTV局に電話をかけたが、妨害の手は予想以

上に広く及んでいた。地上波ローカル局でさえ取り付けず、最終的には地方の

CATVでようやく出演が決定した。

「こちらが、ドア論文で一世を風靡した崎島彰博士です。話によると、なんで

もノーベル賞候補にも名が上がっているとか」リポーターがマイクを向ける。

「はは。どうでしょうね。だとしたら大変喜ばしいことですが」

「ところで博士、そのドアの開発がいよいよ実現可能なレベルまで進んでいる

とのことですが……」

「はい。その通りです。まだ試作段階ではありますが、ドア現象の再現に成功

することができました」

「すごいですね……。では、そのお披露目の前にドア技術の持つ大きな可能性

について、改めて説明していただけますか?」

「わかりました。ドアの技術は多方面に影響を及ぼすことになりますが、代表

的なのが交通と輸送でしょう。まったく新しい体系の輸送交通網ができること

になります。具体的なプランとしては、電力消費を抑えるためまずは各都市に

駅のような中継地点を設置し、それぞれを繋いだまま維持する、といった形に

なるでしょう。『どこでもドア』と呼ぶにはほど遠いものの、距離とは無関係

に移動時間はゼロ。コストも電気代だけなので通行料も格段に安くなります。

海外旅行も気軽なものです。もっとも、このあたりは入国審査などややこしい

手続きの整備が問題にはなるとは思いますが、そのへんをクリアすれば、あと

はひどい時差ボケに悩まされる程度で済みます」

「夢のようですね。そういった社会はどれくらいで実現できると思います

か?」

「技術的には、あと数年で可能になると思います。なにせ、資材もドアで運べ

ばいいわけですから、施設の建造もかなり楽になります。建築についても大き

な革命になりますね。宇宙にだって進出できます」

「ドキドキしてきました。まだお話を伺いたいところですが、さっそく開発室

へ案内して頂けますか?」

「もちろんです。現段階の試作機はこれらの話からすればまだ小さなものに過

ぎませんが、きっと驚くと思いますよ」

 崎島ははじめてのTV出演に緊張していた。肝心なのはこれからだ。いかに

手品やトリックに見えないよう演出するか。事実はもちろんそうではないが、

印象は大事だ。リハーサルどおりにやればいい。プレゼンは一度成功してい

る。そう言い聞かせ、気持ちを落ち着かせてエントランスから研究所へ入る。

「中止、中止ー!」いよいよ開発室へ足を踏み入れようというそのとき、カメ

ラの向こうからディレクターと思しき人物が大きく両手を振りながら駆けてき

た。

「この放送は急遽中止になった。代わりに別の番組を流す」そういい、彼は戸

惑うリポーターを呼び止めた。納得がいかないのは崎島だ。

「中止? 試作機のデモは放送しないのですか?」

「言葉の通りだ。この企画は中止になった」

「なぜですか。この放送のいったいなにが不都合だったというんです」

「答える義務はない。上からの指示だ。撤収ー!」ディレクターはすぐに崎島

にそっぽを向き、スタッフへ撤収指示をはじめた。


「……どういうことです?」

 どこか薄暗い部屋。吉田は耳を疑うような声で、突然の訪問者に向かって聞

き返した。

「簡単に言えば、ドアの法的な扱いがまだ決まっていないのだよ。道路交通法

か、それとも航空法か。スピード違反にはならないか。車両扱いになるのか。

正式な呼称はなにか。それらが定まらぬうちには、政府としてはドアの開発を

認めるわけにはいかないのだ」

 議員は吉田の目を見ることなく、高圧的な態度で諭した。

「馬鹿な。そんなことでドアの研究開発をやめろと……?」

「君も我が国の法をないがしろにするつもりかね。日本は法治国家なのだよ。

独占禁止法の問題もある。君が思っている以上にこれは複雑な問題なのだよ。

選びたまえ。ドア技術をすべて我々に明け渡すか、研究開発を一時中断する

か。二つに一つだ」

 吉田にはわかっていた。彼はJR系の議員だ。与党でも有力な派閥を持って

いる。崎島の提唱するドア輸送交通網が完成すれば、彼らは致命的な損害を被

ることになる。意図はドア開発の妨害、それだけだ。しかしそこまでわかって

いながら、あまりに巨大な権力を前に、逆らうことなどできるはずもなかっ

た。

「わかりました。主任研究者に、開発の中止を指示します」

 断腸の思いで、吉田はそう答えるしかなかった。

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