第28話 やって……しまった。

 2016年4月2日9時57分……やってしまった。

 超くだらない短編を思いついてしまった。そして、書いてしまった。さらに私は今からそれを投稿してしまう。

 元はと言えば、この2日前からの1話のPVが18時くらいまで0だった事がきっかけだ。この2日間、短編を投稿しまくって1作はおかげ様での大出世だ。3日目にして当物語を抜くほどの評価数を獲得している。だが、本作は……そんな風に感じた私の怒りが再び営業へ行った。


 おい、ヨムヨム営業さん。この前はあんな風に恰好つけたけども。約2日1話のPV0はすこーし、酷いんでないかい? まあ、忙しいのはわかる。この年度末にやらなきゃいけないことも山ほどあるだろう。しかし、あなたたちが2月29日をオープンに選んだ。そうでないかい? 

「年末であんたらと電話で話している暇ないんできりますもうかけてこないでくださいできれば4月1日もかけてこないでください」

 そう言って、3月31日に電話をきる私を見ているみたいじゃないか。


 怒りの頂点に達した私は、何とかこの話を本作に織り込んでやろうと格作していた。そして、大きくため息をついて、向かったコンビニ。

 コンビニとかに、堂々と貼りだせばいいのに。もっと大きくバーンと出してさ。絶対に需要はあるのに。完全に作者が空回りしてて、「うわっこいつらどんだけ宣伝必死だよ」ってなってる。

 しかし、当たり前だ。宣伝しなくても読まれるのなら宣伝しない。むしろ黙って黙々と書き続けるさ。でも、ここヨムヨムはどうやらそういう場所では無い。

 もちろん、この場所を与えてくださった運営には感謝してもしきれない。でも、だから、黙って文句を言うなと言われれば、どうやら私はそんな女じゃなかった。

 それとこれとは、全くの別腹だった。私って奴は、甘いものはまだまだ入るのだ。だから、もっと頑張ってくれ、営業さん。漫画喫茶で漫画読んでる暇は無いぞ。合コンもだ。花見なんていきやがったら……この野郎!

 と言うエールを込めて放った新作……と言うか小話。どうか温かい目で見守って欲しい。


  と、そんなところを書いたところで、残り48000字。

 ――なんだ、1日16000字書けば3日で終わる。楽勝楽勝(震え声)

 本日を入れて残された日数は5日。うち、有給入れて休みは3日だ。願わくば、完結を早々にして、完結フラグをつけたいところだ。完結を読みたいという需要は多い。そりゃあ、そうだ。途中だと先が気になって、読まないという人がいる。評価も、読了後につけるという人もいるので、そちらの期待もある。

 ただ、その際にも短編をいつくか更新したいと思っている。

 今のとこ、短編は5戦2勝。もちろん、痛い敗北もある。

『いつかきっとこの先輩に我慢できず、きっと殴ってしまう』は、正直もう少し面白いと思って世に出したが全然ダメ。結果はいい作品も悪い作品もある。それでいい。少ない文字数でどれだけ、人々の目に留まるか、そういうポイントも短編には必要なのだろう。

 その点、『初めて妻をビンタした』は中々秀逸なタイトルだったんだろう。特に第1話の評判がよく、このまま2話目を書かなければよかったかと悩んでいるところでもある。短編の良さはあくまで短編なところ。調子に乗って2話、3話、4話と投稿してしまったが、5000文字を超えれば、果たしてどう反応するかが私にはどうにも読めない。

 まあ、思いついたときに更新をする。結局、やれることはそうなってしまうのだが、この作品は願わくば上位5位を食ってしまいタイトル欄にでかでかと乗るようなものにしたいところだ。


 失敗や批判は恐れずに思いついたらどんどん投稿していきたいと思っている。質(面白さ)は読者に判断してもらって、それで次を考えればいいではないか。

 今作を書いた事でわかったのは、敗北や失敗にもそこには物語があり、そこで思ったことや、感じたことを書けるという事。これは、私はわかっていたようで全然わかってなかった。面白い失敗や、大きな成功話じゃなくてもいい。何気ないドジや、ふと感じたことでさえも、そこには物語があり、ドラマがある。

 おお、まさしく現代ドラマではないか。

 日常のふとしたやり取りや、変わった特徴、それを少し脚色した形で世に出す。そうしたことで多くの皆さんに笑っていただけるのなら作家と言う職業はどんなに幸せな仕事なんだろうか。

 やはり、作家になってみたいと再認識しつつ、今回は終わりにしたい。

 もはや打っている手は全て討っている気がする。みなさんの知らない所で、どんな手を打って、失敗して、泣いていたか、次回以降はそんな話も紹介していきたい。




 

 

 

 


 


 

 

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