龍の大陸
イトー
登場人物など
■登場人物
<アウストラリス帝国>
●アレス・トゥロッド
十八歳。
帝都剣術学校を四月に卒業したばかりの新米剣士。
父親のアロウスに幼い頃から鍛えられた。
好奇心の強さが災いして、やりたいことが見つからず、父親に追い出される
●カイル・グラン
十八歳。
帝国南部の国境にある城塞都市ケフェウスを治める執政官ロズワルドの息子。
アレスの同期生で、帝都剣術学校を首席で卒業した。
親衛隊の実地訓練で、隊商の警護士となる。
●マキ・イズモ
十八歳。
アレスを慕う幼馴染み。アウストラリス人とタイシャ人の混血。
碧色の目と黒髪を持ち、“黒髪のアウスト”と呼ばれる美女。
物怖じしない性格ゆえに、危機を招くこともある。
●ロズワルド・グラン
五十歳。城塞都市ケフェウスの執政官で公爵。
二十年間、ケフェウスを治める帝国一の剣士。
カイルとエリスの父親。皇帝筋の妻がいる。オルフェスの親友。
●レイン・バレンスタイン
十八歳。
ケフェウスの貿易商バレンスタイン商会の一人娘。
淡い金髪と碧い目の聡明な美人。
●エリス・グラン
十一歳。
カイルの妹。オルフェスが大好きなお転婆。
オルフェスから螺鈿の蝶があしらわれた薄紅色の髪留めを貰う。
●オルフェス・ガフィーノ
五十歳。帝国北部のアルフィルク領を治める執政官で公爵。前々皇帝の第五男。
皇帝から最も遠い男と呼ばれ、酒と女性に弱い。
●アリシア・セラス
十九歳。オルフェスの部下。
赤毛の短い髪が特徴の女性剣士。
<リーン王国/神聖ライエ国/山賊/その他>
●カバル
二十代半ば。
帝国北部の訛りで話す謎の男。短剣使い。
●ローヴェン
五十代前半。
リーン王国の陸軍大臣
●ルカウス
二十五歳。
神聖ライエ国で力を付けつつある若き神官。
●ザガン
年齢不詳。帝国中部の“清き雲の山脈”を根城にする山賊。
双剣のザガンと呼ばれる剣の使い手。
●ヨリフィス伯爵
故人。
かつてケフェウスを治めていた帝国の執政官。
戦神と呼ばれた男。
ロズワルドに敗北した。
<国>
●アウストラリス帝国
龍の大陸の中ほどに位置する国。肥沃な土壌と四季による豊かな国。北は神聖ライエ国、南はリーン王国、東西は海に囲まれている。リーンとは氷の山脈で隔絶されているが、山脈の山間に唯一の通行路がある。城塞都市ケフェウスを築くことで侵攻を阻止し、現在は友好状態にある。一方、神聖ライエ国とは貿易をするに留まり、友好状態とはいいがたい。
帝都は帝国の中ほど、東側に位置し、東の海のタイシャ国との交易が盛んであり、非常に豊かである。
●リーン王国
アウストラリスの南に位置する大国。かつてアウストラリスと激しい戦いを繰り広げた。
現在は友好国ではあるが、帝国を狙っている。
屈指の鉱山国であり、鉱石の輸出で経済は潤っているが、有限の資源よりも肥沃な土壌を持つ帝国には劣る。
●神聖ライエ国
ライエ教という宗教をあがめる宗教国。十二人の神官が神託を受けることで国の行く末を決めていると言われている。北国ということで、作物を育てる地域が限られており、帝国を狙っている。
●タイシャ国
東の海の島国。黒い髪と黒い瞳、高い技術力を持ち、帝国ともっとも友好的。
相互で移民を受け入れている。
●アークス連合国
西の海にある島々の連合。小さな王国が寄り合っている。
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