四角くてまるい世界

人物紹介など

果ての在る海に浮かぶ空飛ぶ群島に歴史の長い『空の王国』はある。

そこは数百年の間大きな争いの起きない平和な、そして、この世界唯一無二の王国だと、国民たちは信じていた。


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フロウ:マーマンの子ども。竜のような姿をしている。リナリアが卵を孵し家族として育てている。本当の名前は「フロラ」だがフローやフロウと呼ばれている。(小さな青い鱗と薄緑の尾ひれ)

「空の戦士」レウィ:二十代後半女性。フロウ曰く「リナリアの親友」。リナリアをリアと呼ぶ。(ゆるく束ねた肩の下までの金髪と黒い瞳)

「ガージスの家人」リナリア:空の勇者の双翼の一人。19歳女性。フロウの家族。レネの相棒。元大鷲の名を持つガージスの『娘』。普段は訓練温室の近いガージスの別館に仲間たちと住む。若いながらも戦士を鍛える教官として訓練の鬼として戦士を育てた。

「鴉のデーゲンの息子」レネ:空の勇者の双翼の一人。24歳男性。リナリアの相棒。甘いモノが苦手。大臣「鴉のデーゲン」の三男。


大鷲のバルド:王国最高位の将「元帥」

「空の戦士」アクセル:二十代前半男性。レウィの同僚で師、そして元恋人。

ルピナ:レネの知人。

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王国

・すべてを統べる首都“ユリオプス”:決して大きな島ではないが、統治者である女王と貴族たちが政を行う白亜の王宮と、貴族や学者、一部の優秀な職人が住む王国の要。ユリオプスを囲むよう“東西南北”の四つの島が浮かぶ。どれも商業中心の活気ある島だ。

・西の街ゼピュロス:レウィたちが錨を繋ぎに訪れた場所

・東の街エウロス:一年前、アクセルたちが錨を繋いだがその後彼らは最近まで行方不明になった。

・南の街ノトス

・北の街ボレアース

それらの周囲に浮かぶ小さな島々

・戦士:空飛ぶ『ボード』と『雲』という技を使い敵と戦う王国の戦士たち。

・空の者:戦士たちを率いる先天的に優れた能力を持つ戦士。勇者。双翼というパートナーふたり連れている。

・大貴族(マグナート):鳥の名前を冠した大国の大貴族。鳥の名は基本的には女王からの任命制だが代々長く任命される家もある。

・家長制度:家名はなく、家長の名前と自分の名前を並べて名乗る。

・かぜなみへの祭祀:卵として産まれる王国の人々が子の誕生を祝い、女王に祝福を与るための行事


王国の人々は「海の果てには、海水を飲み込む大きな滝つぼと暗い空がある」と信じている。

・マーマン:海から現れる敵。竜や獣のような姿をしている。元々海竜という生物は漁師を襲うものとして確認されていた。


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