消えた丘から不穏な風が吹くとき
つばきとよたろう
かまくらの奥に
かまくらの奥に 第1話
二両編成の列車は、物寂しい田舎の駅で停車したまま、二十分は経つと言うのに一向に発車する気配を見せなかった。その間にも、午後からの降雪は尚一層激しさを増して、車窓の景色はほとんど白一色に変わっていた。カメラマンの
信号待ちにしては長いようだ。雉岡は、電車と言うものはいつも急いで走り回っていて、時々停車するが、じっと止まっていることが苦手だと思っていた。しかし、今はそうでは無いらしい。――と、車外でガスバーナーでも焚いている騒音が響いた。雉岡は不審そうに窓へ顔を寄せ、車両の前方をにらみ付けた。雪中に紛れて、防寒具に身を固めた男が三四人、線路へ下りているのが分かった。彼らは一所へ集まって、何か相談しているようだ。しかし、ときどき笑い顔なども見えて、のんきな様子だった。雉岡は、このままじっと眺めていても仕方無いと、腰を下ろした。
車室は静まり返っていた。雉岡の他に、地元の者らしい乗客が数人あった。その誰もが黙って、座席に深く体をもたれて動かなかった。彼らは、でたらめなほどの大荷物を脇に下ろして、どこか清々したと言う表情を浮かべていた。ここでは、列車に待たされるのも、日常なことかも知れない。雉岡も彼らにならって、じっと堪えるしか無かった。
雉岡は、ある雑誌社にカメラマンとして雇われていたのが、小さな会社で、取材の時などは、彼一人で全てをこなさないとならなかった。それは記事をまとめたり、資料を集めたりと、彼には慣れない仕事だった。その上、この頃のカメラは高性能で、誰が撮っても失敗は無し、雑誌に掲載する写真は、それで十分なのだ。彼が腕を振るえるような仕事も、好きな写真も撮らせてもらえなかった。
「雪祭りですか?」
「違う違う。雪だるまだよ!」
雑誌社からだった。出先で追加の取材が入ったと言う。それは奇妙な話であった。ある田舎町で、生きた雪だるまが出没しているらしい。雉岡は、うんざりした声で答えた。
「こんな怪しい事件なら、バイトにでも任せておけばいいでしょうが」
「そうしたいが、いくらでも経費が下りるわけが無い。第一、雑誌の価格が高くなってしまうだろう。そんな高価な物、誰が買うんだ」
雉岡の不平など受け入れる余裕は無いらしい。それで、渋々とその事件の起きている町へ向かうところだった。彼はどうせ嫌な仕事なら、手早く済ませて帰りたいと考えていた。しかし、不運にもちょうど豪雪に見舞われ、彼の乗った列車は立ち往生することになった。――相変わらず、雪はしんしんと降り続いていた。ここでは、時がゆっくりと過ぎてゆくようだった。雉岡はその景色を眺めているうちに、いつまでも愚図愚図するのも悪くないと思い始めていた。
ふと、先ほどの少女のことが浮かんだ。それは、この列車に乗り込んだときだった。雉岡は、インスタント写真とは珍しいと思った。少女が手の中で、数枚のその写真をトランプのように扇状に開いて眺めていた。今ではデジタルカメラや携帯電話のカメラやら、撮影した画像を液晶画面ですぐに確認できる。昔はそうでは無かったから、その場で現像されるインスタント写真は、非常に重宝されていた。しかし、デジタルの普及に追いやられて、その旧式のカメラはとっくの昔に姿を消してしまったと思っていた。――少女の写真は、友達と一緒に撮ったものらしい。同じ年頃の女の子が数人、両手を出してポーズを決めているところが写し出されていた。薄化粧の顔や身に着けた衣装は、少女にしては大人びていた。が、艶のある黒髪に飾られた髪止めは、まだ可愛らしかった。
雉岡は、思わず笑みを浮かべていた。こんな写真を撮りたいと思った。少女はその写真の中から、どれが一番いいか選んでいるようだった。その時の喜びは、プロもアマチュアも変らない。ただ、プロとなると楽しんでやる仕事と言うわけにはいかなかった。
「芸術的な写真はいらない。事件現場と一目で分かる写真でいいのだからね」
突然と、雉岡の心地よい想像は遮られた。以前に、雑誌の編集者が、彼へ浴びせた言葉だった。雉岡は、再び車窓の雪へ目を移した。
間もなく、今夜の列車は運休になると伝えられた。幸いにも、次の駅までは向かうらしい。――妙な所で足止めを食ったと、雉岡は取材用のカメラと派手なスポーツバッグを器用に肩へ提げ、次の駅で降り立った。そこはスキー場で栄えた町で、先ほどの駅よりは大きな町のはずなのだが、駅とは名ばかりの事務所と待合室の納まった、駅舎が一棟あるだけだった。そのどこにも人影は無く、蛍光灯の明かりだけが頼りで寂しかった。それでいて、駅の至る所に、賑やかなのぼりが立て掛けてあった。防寒着の衣擦れの音が、雉岡の重い足音とともに構内で響いた。
「かまくら祭り」
そんな物でも写真に収めれば、採ってくれるかしらと、雉岡はポスターの前で立ち止まった。南国生まれの彼には、「かまくら」がどんなものか心引かれるところがあったのかも知れない。一度は、その中へ入ってみたいと思ったのだ。どうせ明日までは、この町から出られないのだから、焦っても仕方がない。今日は仕事のことなど忘れて、ゆっくり静養しようと言う心持ちだった。
と、急に電話の呼び鈴が鳴って、雉岡を驚かせた。それは駅舎の事務所の中からで、しばらくそれは鳴っていたが、誰も出ること無く、短い電子音の余韻を残して切れてしまった。やはり駅は無人のようだ。あるいは、この豪雪の中へ出払っているのかも知れなかった。
眼前の暗闇は恐ろしいほど深く、その中へ飛び込むのを
間も無くして、突然とたくさんの照明が現れた。雉岡は、緩やかな勾配に差し掛かったところで、杉林の向こうにその明かりを見つけた。駅はあれだが、この町は案外と開けているのかも知れないと、はやる気持ちで雪を踏み締めた。直に杉林は開けて、そこにも「かまくら祭り」ののぼりが立ち並んでいた。
雉岡が、事務所らしいプレハブハウスの建物へ着くと、こちらを見つけたのか、扉を引いて頬の赤い娘が出迎えてくれた。今夜は、雪が酷いから予定より早く終わるそうで、それまでは自由に見て行って欲しいと案内のチラシをくれた。かまくらは、受付が既に終わったらしい。が、空いている所は自由に入っても良いそうだ。それだけ言うと、彼女は寒そうに肩をすぼめて戻って行った。そこから会場までは、すぐだった。
雉岡は、自然とカメラのファインダーをのぞき込むと、こんもりと雪を積み上げたかまくらは、巨大なお握りでも転がしたようで愉快になった。その中から、ぼんやりとした明かりがもれていて、夜の町並みのように映った。中では家族連れや恋人たちが、仲良く体を寄せ合っているようだ。小さなその家は塀も境も無い、隣同士が肩を並べている、互いのいざこざも無い、理想的な町だった。
雉岡は、いよいよかまくらの中へ入ってみたくなった。しかし、どこを見渡しても空いている所は無いらしい。それで、酷い雪中をずいぶんと歩き回った挙句に、会場の端まで来てしまったが、結局、自分のかまくらは見つからなかった。その先は杉林が雪を被って、ひっそりとしていた。雉岡は諦めきれない気持ちで、来た道を戻ろうとしたときに、杉林の奥にも、かまくらの穴が開いているのが目に留まった。雉岡は、向こうにもあるのかも知れないと、一つの希望を抱いて、深い積雪の中へ入った。思いのほか雪は深かった。不思議と、かまくらのことを思うと足取りは軽かった。泳ぐように雪を
やはり、それはかまくらに違いなかった。雉岡は、はやる心で腰をかがめ、薄暗いその穴へ潜った。雪明りのためか、室には十分な明かりがあった。彼は腰を下ろして、半球状の天井を見上げると、満足そうに笑みを浮かべていた。自分のかまくらが手に入った。
雉岡は、もっと窮屈なものを想像していた。それが思っていたよりも、かまくらの中は広いので感心した。雪壁を繁々と眺めていると、不思議と気持ちが落ち着いた。彼の生まれた地方では、冬の寒さは厳しくとも積雪はわずかだった。かまくらなど作れないから、こんな居心地のいいものを、これまで知らなかったとは、ずいぶん損をしている気がした。その上、雉岡がどこか懐かしいような思いにふけるのには、理由があった。それは、かまくらの中と、写真の現像を行う暗室とが、彼にとって同じような感覚にさせる空間だったからだ。そこには、彼の居場所があった。――
雉岡がカメラに夢中になったのは、学生の頃だった。夏の真昼でも、暗室へ一時間もこもっていた。彼が額に汗をにじませて出て来ると、大原はどこで見つけたのか分からないような、破れた団扇を扇ぎながら、彼へ親しみのある皮肉を言った。
「お前を見ていると、こっちまで暑くなる」
大原は、雉岡の学友で、雑誌社に入ってからも交流があった。
「日が落ちて、涼しくなってからやれよ」
「すぐに現像したいのだから仕方無い。それに、夜は誰か使っているからな」
「この狭い部屋と酷い臭いが無ければ、いつでも付き合ってやるのだが」
大原は、雉岡の方へ団扇を一扇ぎだけ傾けた。が、後は暑いと言ったきり、自分の顔へ戻して振り動かしていた。
大原は、カメラに全く興味を示さなかったが、写真を現像するときは面白がって、雉岡に付いて来た。二人で授業をずる休みして、そこへこもったこともあった。雉岡には学生の頃によく足を運んだ、わずか二畳に満たない階段下の暗室のことや、あの独特な酸っぱい薬品の臭いも懐かしかった。今は暗室など必要無いから、当時のような苦労はしないで済む。が、それもいい思い出だった。――
雉岡はいつまでも、かまくらの中に閉じこもっていたかった。外は吹雪いていようが、ここに入っていれば安心だった。それに、かまくらの中は意外に暖かいのだ。
どれくらい経ったのだろう。防寒着の衣擦れの音が、妙に耳障りになった。辺りは恐ろしいほど静まり返っていた。暗くなったのは、スキー場の照明が落ちたかららしい。幾ら暖かいと言っても、真冬の雪中だ。雉岡は、そろそろ戻るつもりだった。が、どうも様子がおかしい。暗がりと言えども、こうやって壁伝いに探っていけば、出口にたどり着くはずだ。雉岡はそう思って、壁をぐるりと回ってみた。
「無い! 出口が無くなっている」
この降雪で埋もれてしまったのかも知れない。それで、雉岡は念入りに雪壁をたたいて歩いた。が、やはり出口は見つからなかった。しかし、その時は、どうせ雪なのだから手荒くやれば、外に出られるものと高をくくっていたから、それほど慌てる様子も無かった。今度は、雪壁を手で掘ることにした。しかし、壁の表面の雪が削れるだけで、固く締まった雪壁は氷になっていて崩せそうに無かった。雉岡は、しばらく頑張っていたが、どうも無理のようだ。皮手袋をしていても、指先が凍えてしまうのだった。
雉岡は痛くなった腰を伸ばしながら、弱ったなあと言う表情を浮かべ、かまくらの中を眺め回していた。すると、天井の方は雪壁が薄いのではないだろうかと思い付いた。これを登るのは大変だぞ! そんな独り言が出るのも希望の現われだった。しかし、いくら壁にしがみ付いても、よじ登るのは容易では無かった。氷になった壁は滑りやすかった。雉岡は必死になって、雪壁に立ち向かい続けた。――急に、雉岡はしゃがみ込んでしまった。ここからは出られないのだと分かった。
そのかまくらは他とは孤立して、ひっそりと杉林の奥にあった。それで、誰も気付かないのだ。助けを呼んでも、声は届きそうに無かった。本当に、かまくらだったのかも怪しくなってきた。
と、雉岡はこれと似た、誰かが閉じ込められた話に聞き覚えがあった。あれこれと考えた末に、やっとそれが何か思い出すと、がっかりしたようにうなだれた。大原の書いた奇妙な物語だった。学生の頃、雉岡はカメラだったが、大原は小説など創作していた。――
それは、墓荒らしに入った男が、そこへ閉じ込められる話であった。男がエジプトで王族の墓へ盗掘に入ったところ、その墓には仕掛けが施してあり、棺のある室に閉じ込められてしまった。壁も床も頑丈な石板で造られていて、男はしばらく出口を探して回ったが、彼一人の力ではどうすることもできなかった。――底冷えするところから、日没だと分かった。しかし、暖を取るのには困らなかった。男は石棺の中からミイラを引きずり出すと、非情にも火にくべた。ミイラはよく燃えた。荷物を失っていたために、食料は無かったが、あったとしてもわずかに死期が延びるだけで、もう助からないと諦めていた。男は疲れた体を石壁にもたげ、塞ぎ込んでいた。
今までずいぶん酷いことをしてきて、墓荒らしにまで落ちぶれてしまった。男は、自分がこんな目に遭うのも当然だと思っていた。すると、明かりに誘われたのか、一匹のサソリが現れた。男は既に疲労で意識が
男が目を覚ますと、暗闇の中だった。体の感覚が全く無く、これはもうあの世だと思った。と、誰かの気配がある。急に明かりが差して、醜い盗賊が男を引きずり出した。どう言うわけだか、男は石棺の中のミイラになっていた。盗賊は、男が初めにやった通りにミイラを燃やして、暖を取っているらしい。男は彼自身の体がますます焼かれていく中で、塞ぎ込んだ盗賊の姿を目にした。自分と同じ運命だと察した。
すると、再びサソリが現れた。男が先ほど見た光景と同じだった。サソリは毒尾を逆立てて揺らし始めた。それから、盗賊の手の甲へその毒尾を突いた。しかし、盗賊はうつろな目でサソリを眺めているだけだった。と、これも同じように短刀でサソリを串刺しにし、こちらへ来て炎にかざした。男はある期待を抱いていた。どうして、自分は石棺の中に入っていたのか。そして、ミイラになってしまったのか。これから眼前の盗賊の身に降りかかる災いを見届ければ、何か分かると思っていたのだ。が、その前に男の体は燃え尽きてしまいそうだった。つくづく運が無い。ああ、もう終わりだ。男の体は燃え尽きてしまった。と、男は両手のハサミを構え、毒尾を軽快に振るサソリになっていた。――
大原の話は、大体そんな内容だった。当時、雉岡はその物語を読むと、変な話だと笑ってしまったが、こうして、かまくらの中に閉じ込められた自分と、物語の主人公はよく似た境遇だった。しかし、ここには、ミイラもサソリも出て来そうに無い。男はサソリに変身した後に、どんな運命をたどるのか様々な想像ができる。サソリなら石壁のわずかな透き間を這って、外に出られるかも知れない。が、どうも男は不幸な運命から抜け出せないように思われる。男は最期を覚悟したから、サソリになったのかも知れない。しかし、雉岡にはその覚悟はできそうになかった。ここで愚図愚図して、何か奇跡でも起こることを待ち望んでいるのだろう。
ふと、雉岡はかすかな物音を耳にして、かまくらの中に何か居る気配を感じ取った。同時に、ある期待が湧き上がった。それは、動物か何かが入って来たとすると、どこかにその入り口が隠されていると言う期待だった。次の瞬間、雉岡は眼前の異常な光景に、身動き一つできなかった。――彼の足元に、小さな雪だるまが数体ほど並んでいた。雪合戦で投げる雪玉を二つ重ねたような、小型の雪だるまだった。その雪だるまを作れるのは、雉岡の他に誰も居ない。しかし、彼には全く思い当たる節が無かった。
雪だるまが、勝手に動いて来るわけは無い。また雪だるまなら、雪の中を自由に通り抜けられるのでは無いかと、空想世界の発想も考えてみた。が、どう考えてもある結論にたどり着くのだ。まさか、雉岡はすぐに打ち消した。が、幾ら打ち消しても拭い切れなかった。なぜこんな状況で、雪だるまを作る必要があったのか。――雪だるまはサソリの代わりでは無いか。あんな大原の奇妙な話など思い出したから、自分が異常な行動を取ったのだ。そう思い付くと、雉岡は奇声を上げた。足元の雪だるまを片っ端から踏み壊していた。雪だるまは簡単に押しつぶれ、彼の足元には乱暴に荒らされた足跡だけが残った。
それでも、気は治まらなかった。雉岡は執拗に足をじたばたさせた。が、急にぴたりと足を止めた。止めると、彼の体は震えだした。物語の男がサソリを串刺しにしたように、雉岡もまた雪だるまを踏み壊したのだ。雉岡は気付かないうちに、男と同じ運命に引き込まれていた。その事に気付くと、恐ろしくなった。
「誰か! 誰か、助けてくれ!」
雉岡は大声を出した。必死になって、雪壁を壊そうとたたいた。顔をくしゃくしゃにして叫び続けた。しかし、雉岡の声だけが、虚しく聞こえていた。その声はかすれて、失望が隠せない様子だった。――今は、その叫びも途絶えてしまった。と、雉岡は何かの気配に感付いて、じっと耳を澄ました。何か聞こえる。そう思うと、雉岡は再び声を張って叫んだ。すぐに黙って、またじっと様子をうかがった。やはり何か聞こえてくる。幻聴では無い。先ほどは、自分の声に遮られて気付かなかったのだ。が、こちらに答えるような反応は無かった。ただ、同じ調子で唸るような音がするのだ。
「何だ!」
その妙な音は先ほどよりも大きくなって、今ははっきりと聞こえた。が、その音の正体は未だ不明のままだった。と、次の瞬間、恐ろしい地響きに包まれると、辺りが揺さぶられた。雉岡が危ないと思ったときには、彼はかまくらごと雪崩にのみ込まれていた。
翌朝、妙な男が救出された。雪崩が起きたのが、かまくら祭り会場の近くであったから、そこの関係者が周辺の様子を見に行ったところ、杉林の中で派手なスポーツバックを発見したと言う。それで、誰か雪崩に巻き込まれたのではないかと、人手を集めて捜索してみると、男を見つけたと言うのだ。彼は何日も遭難していたように酷くやつれ、憔悴し切っていて、独りで立ち上がることも難しかったらしい。
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