第4話 諒人の部屋
「杏の家に連れて行くべきか? 8時になんないと親帰って来ないんだよな」
おさななじみだからといって勝手に家に入る訳にもいかなかったから
俺んちに連れてくことにした。杏の家の目の前だしすぐ送ってけるもんな笑
急いで杏を俺のベッドに寝かせて体温計で熱を計った。
ピピピピッ「39.3℃」
「たっか、杏はほんとばかだな」
おでこに冷えピタ貼ってあげたあとなんか食べられそうなの探したけど、
何にもなかったからコンビニ行って買ってくることにした。
ゼリー・スポドリ・アイス・冷えピタを買って急いで家に帰った。
部屋に入って杏を見たがまだ起きてなかった。
熱があまりにも高いからなのか、冷えピタが冷たくなかったので
買ってきた新しいのに貼り換えてあげた。
「んっ、つめたい」
「起こしてごめん、てゆうかこんなに熱あったんなら言えよな」
冷えピタ換えたら杏が起きた。
「ごめん、ここ諒人の部屋だよね?」
「そうだけど」
「迷惑かけてごめんね、家かえるね」
「気にすんなよ 8時まで親帰ってこないんだろ?
こんなに熱高いのに1人にすると心配だから俺んちに居ろ」
「うん… 諒人学校から私はこんできてくれたの?」
「急に倒れてきたから焦ったわ、しかも熱あんだもん いつか具合悪かったん?」
「朝から熱37.6℃あって…
けどそんなに高くなかったし今日で休みだから頑張ろうって」
「そーいうんがダメなんだよ 結果熱上がってるし。
無理すんなよ、ただでさえ体弱いんだから」
「いつもいつもごめんね これからは気を付けるから」
― ガチャッ ―
諒人のお母さんだ。
「諒人、誰かいるの? って杏ちゃんじゃない!具合悪いの?」
「熱が39.3℃ある」
「高いわねぇ。 今日うち泊まっていきな!いいわよね、諒人」
「う、うん…」
「ゆっくりしていってね」
おかあさんはすぐ部屋を出ていってしまった。
「なんか食べるか?」
「おなか空いてない。」
「でも薬飲むのになんか食べなきゃだめだろ。
あ、コンビニでゼリー買ってきてあるけどそれ食う?」
「うん」
諒人からゼリーをもらい少しだけ食べて薬を飲んだ。
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