体調不良

@shiori

第1話 朝の違和感

「ふぁーーっ。」

体がだるくて目が覚めてしまった。

目覚まし時計を見ると今は6時10分、いつもより20分早かった。

また寝る訳にもいかないので起きようとベッドから立った時…

「いったぁ・・・」 急にもの凄い頭痛がした。おかげに寒気もする…

「風邪でも引いたのかな」

と思いリビングへと下りてねんの為と体温計で熱を計った。

「37.6℃ あちゃー、熱あるわ…

 でもそんなに高いわけじゃないし明日は土曜日だから頑張るか!!」

少しだけ朝ごはんを食べて薬を飲み、制服に着替えていつもより早く家を出た。

家から徒歩5分の駅に向かう途中、足が重くてペースが遅くなっていた。

やっとのことで駅に着き、電車を待つ。

「うぅ…さむっ」

冬とはいえ乾いた風が吹く朝のホームはとても寒い。

そんなことを思い3分くらい待つとやっと電車が来た。

朝早いからなのか、中はいつもより席が空いていた。

「ラッキー! やっと座れるぅー」

電車の中は暖房がきいていて暖かかった。

少しすると眠くなってきてまだ下りる駅まで時間があったので寝ることにした。


…ん、杏、杏!!

「ん… あっ!! 諒人かぁ、おはよー!」

あれから熟睡してたらしく諒人が起こしてくれなかったら通り過ぎてた。

「おはよ、ずっと寝てたけど具合悪い?」

「えっ… 全然元気だよ!?笑」あっぶない。バレるところだった。

「ならいいけど、なんかあったら言えよ?」

「うん… ありがと。」迷惑はかけちゃだめだよね。


電車をおりてふたりで学校へと歩いた。

途中で何度も倒れそうになったが諒人にバレないよう頑張った。

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