第12話

 新市街にあるホーキング男爵邸は、敷地は広いもののそれに比して屋敷の建物は小さい。立派な試合場が、敷地の大部分を占めているからである。自宅で武術試合を心行くまで楽しみたいという一心で、先代から受け継いだ広大な母屋を、わざわざ小さく建て直してしまったのだとか。男爵は、それほどまでに武術を愛しているのだ。

 月に一度行われる試合会には、その時その時話題の武術家ばかりが集められる。観戦できるのはホーキング男爵に選ばれた招待客のみで、それは大貴族や大富豪ばかりである。公式な試合ではないので、この試合に勝っても記録には残らない。しかし、そうそうたる観戦者たちのなかで腕前を示すことができれば、武術家にとって大変な名誉となろう。上流階級に名前を売る絶好の機会でもある。

「ここか……」

 試合当日、夕刻。ホーキング邸の門前に立つヴァートの表情は硬かった。

 敵と接触することになるかも知れぬという緊張感もあるのだが、大勢の人間の前で試合をすることなど初めてなヴァートだ。

 試合に勝つことが本来の目的ではないが、今日のヴァートは体調不良・・・・のリチャードに代わり、かのマイカ・ローウェルの推薦を受けたという立場だ。ハミルトンの弟子だということも周知されている。無様な試合を見せればマイカやハミルトンの名を汚すことになるし、出番を譲ってくれたリチャードにも申し訳が立たぬ。

 マーシャからは、「せっかくの機会だ、楽しむくらいの気持ちでやれ」と助言を受けたが、そんな境地に達するにはヴァートは若すぎた。

 そこへ、四頭立ての大きな箱馬車が、ホーキング邸の前に停まった。

 侍従らしき初老の男が馬車のドアを開くと、中から一人の男が降り立った。年齢は六十前後だが、筋骨隆々とした小山のような体躯の持ち主だ。獅子のたてがみのような頭髪に、口元から顎まで野性味ある髯を生やしている。まるでシーラントが群雄割拠の戦乱期だったころの武将が現代に蘇ったかのような風貌である。いかにも窮屈そうに礼服を着こなしている男が、招待客の一人であることは間違いないだろう。

 続いて、一人の若い女性が、侍女の手を借りて馬車を降りた。

 淡い群青色のドレスに身をまとい、金色の髪を綺麗に結い上げた二十前後の女性である。赤い宝石のはまったブローチと、揃いの耳飾り。身を包むドレスも装飾品も高級品であるが、決して下品さを感じさせない見事な着こなしである。

 その女性は、ミネルヴァであった。付き従う侍女は、言うまでもなくパメラである。

 ヴァートは、あっと声を上げそうになった。ミネルヴァが観戦に来ることは知らされていなかったこともある。しかしそれ以上に、桜蓮荘で見せる無骨な剣術着姿とあまりに違うその美しさに圧倒されたのが大きい。

 驚くヴァートをよそに、ミネルヴァは平然とヴァートの前を通り過ぎようとする。その時、ミネルヴァが手にした羽の扇が地面に落ちてヴァートの足下に転がった。後になってヴァートは気付いたが、おそらくそれはわざとだったのだろう。

 ヴァートは扇を拾い上げるとミネルヴァに渡した。

「これはご親切に、ありがとうございます」

 ミネルヴァが優雅に一礼すると、顔を上げながら

「出場者の方かしら。良き試合が見られること、期待しておりましてよ」

 と言った。そして、なにごともなかったかのように歩き出す。

「ありがとう、ミネルヴァさん」

 ヴァートが呟く。それは、ミネルヴァなりの激励だった。

 たとえ二人でも、知り合いが見守ってくれるのは心強い。ヴァートの緊張感は、いくらか和らいだ。

「それにしても……さっきミネルヴァさんと一緒に来た人は誰なんだ?」

 少し考えて、可能性は一つであることに気付く。

 ヴァートはホーキング邸の門番に、姓名と試合の出場者であることを告げる。ついでに、今遭遇した人物について尋ねてみた。

「ああ、あの方はエージル公爵、ギルバート・フォーサイス様です。淑女レディのほうはご息女のミネルヴァ様ですね」

 予想通りの答えながら、驚かずにはいられない。

「マジか、似てなさすぎだろ……」

 これは、あの親子を見た誰もが抱く感想である。ヴァートの口から漏れた呟きを聞いた門番も、「今のは聞かなかったことにしておきますよ」と言いながら苦笑を隠せずにいた。


 門を潜ったヴァートは、広大な庭に造られた試合場に案内された。

 石畳が敷き詰められた正方形の試合場の脇には、支柱で布を吊って作った間仕切りがあり、これで区切られた空間が出場者の簡易的な控え室になっている。

 この日出場する武術家は二十四人だから、控え室も二十四ある。どこにブロウズがいるのかはわからないが、いちいち布をめくって中を確かめるわけにもいかない。試合前にブロウズと接触するのは難しそうである。ヴァートのあては外れてしまった。

「仕方ないか。とりあえず、今は試合に集中しよう」

 ヴァートは持参した包みを解くと、着替えを始めた。

 この日のためにと、マーシャがあつらえてくれた伝統的なつくりの剣術着である。腕の動きを妨げることがないよう、肩から下が太めになっている。下は、これまた太めで、特に膝から下はラッパのように広がっている。これは、武術家が戦うさいに重要な要素となる足捌きの変化を、相手に悟られにくくするためだという。色は全身濃紺だ。

 その上から、革製の胴鎧と小手、足甲を身につける。

「よし、こんなものか」

 ヴァートは、木剣を覆っていた布を外し、手に取った。軽く素振りをして身体を温めながら試合のときを待つ。


「ヴァート・フェイロン殿、お時間です」

 出番を告げられたヴァートは、ぴしゃりと頬を叩くと控え室を出た。

 あたりはすっかり暗くなり、試合場の周りにはぐるりと篝火が焚かれている。

 招待客たちは、屋敷二階のバルコニーに設置されたテーブルにつき、晩餐を楽しみながら試合場を眺め下ろしていた。

(あの中にシアーズ伯爵がいるのだろうか)

 ちらりと見上げたが、ヴァートはシアーズ伯爵の顔を知らない。視線を巡らすと、ミネルヴァと眼が合った。ミネルヴァは、小さく頷いた。

「第一試合、ライアン・トーナー対ヴァート・フェイロン! 両者、前へ」

 対戦者であるトーナーなる剣士は、三十手前の長身で小太りの男であった。

 シーラントでは武器の種類や装備に制限のない「なんでもあり」の試合も行われるが、この試合会ではだいたい同じような武器を操る者同士で対戦が組まれている。したがって、トーナーが手にする得物は、ヴァートのものと同じくらいの刃渡り・幅の木剣である。

「始め!」

 審判の合図で、二人は剣を構えた。

 トーナーは剣を右手に持ち、右半身を前に。

 この二人が扱う長剣は、基本的に片手でも両手でも扱うことができる。威力を重視する場合は両手を使い、間合いを最大限に使いたい場合は片手で扱う。

 トーナーは防御重視でまずは様子を見るつもりなのだろう。まったく知らぬ相手との戦いなのだから、当然の戦略である。

 ヴァートはそんなトーナーを、上から下まで詳しく観察する。

 真の実力は外見のみでは判断できない。しかし、まず可能な限りその外見から敵の情報を集めることは無駄ではない。

(力は強そうだ。重心の置きかたから見るに――細かい足捌きは使わず、どっしりと迎え撃つ戦法か)

 先ほどまでの緊張はどこへやら、ヴァートは深く集中していた。

「あのぶんなら、心配する必要はなかったかもしれませんわね」

 バルコニーのミネルヴァが、扇子で口元を隠しながらパメラに話しかけた。

「はい。本番に強い、実戦向きな性格なのでしょう」

 三人の刺客に襲われたときも、ヴァートはたちどころに対応して見せた。追い込まれるほどに力を発揮する人間はまれに存在する。ヴァートもまた、その類の人間なのだろう。

 さて、試合場にはいまだ動きがなかった。

 相手が迎え撃つ構えを見せている以上、うかつに打ち込むのは下策である。ではあるのだが――ヴァートは師ハミルトンの言葉を思い出す。

「相手が何かを狙っているのなら、その狙いごと食い破ってみせよ」

 これは無策で突っ込め、という意味ではない。相手がなにを狙っていようとも、即座にそれに対応しうるだけの力を持て、という意味だ。

(ごちゃごちゃ考えても仕方ない。まずは一撃――!)

 ヴァートは、靴の中の足指全てに力を込める。

「はあぁっ!」

 裂帛の気合と共に、ヴァートは踏み込んだ。トーナーの胸元目がけ、下段から斬り上げる。

「むッ!?」

 幻惑のひとつも入れない、あまりに単純な攻撃。トーナーとしては、逆に意表を突かれたのかもしれない。わずかに対応が遅れるが、なんとかヴァートの剣を受け止めた。

 鍔競り合いの状態から一旦離れると、ヴァートはさらに二撃、三撃。しかしトーナーは体勢を立て直し、ヴァートの剣を打ち払うと攻勢に出た。

 ヴァートの想像通り、トーナーの膂力は強い。攻めに回ったときの圧力はかなりのものだ。

(しかし……この程度なら!)

 バルコニーで見守っているであろうミネルヴァの剣。勢いづいたミネルヴァの剣はまるで竜巻だ。その威力は、トーナーの剣の比ではない。

 ミネルヴァと立ち合ったのはまだ十回に満たないが、その経験が大いに生きた。

 強い剣は正面から受けず、わずかに角度をつけて力を逸らす。ヴァートは冷静にトーナーの剣をさばいていく。

 まだ歳若いヴァートの善戦に、観客たちは歓声を上げた。特に、女性たちは熱心にヴァートの姿を眼で追っている。

 打ち合いながら、ヴァートはトーナーの剣に違和感を覚え始めた。

 一見すると不自然なところはない。しかし、トーナーの体裁き、足運び、重心の移動――何かが微妙におかしいように、ヴァートは感じるのだ。

「ヴァートさん、お気をつけなさい。その男はおそらく――」

 ミネルヴァが呟く。

 と、剣を避けられたトーナーの体が、大きく流れた。剣を握る右手は完全に振り切られ、いくら膂力があってもここから刃を返して追撃を放つことは不可能だ。好機――しかしヴァートは踏みとどまる。

 瞬間、ヴァートの眼前を、これまでで一番鋭い斬撃が横切った。

(やっぱり……左利きだったか!)

 あるはずのない攻撃。それを可能としたのは、トーナーの左手。トーナーは右手を振り切ったところで剣を左手に持ち替え、体を反転させて斬撃を放ったのである。

 必殺の一撃のつもりであったのだろう。トーナーの眼は見開かれた。相手を欺くために、ここまで本来の利き手である左手を使わず戦ってきたのだ。完全に虚を突いた、トーナーはそう思ったはずだ。

「もらった!」

 今度こそヴァートは好機と見る。がら空きになったトーナーの胸元に、かち上げるように強烈な体当たりを食らわす。トーナーが仰け反ったところに、手首、脇腹、肩口と、目にも止まらぬ三連撃を叩き込んだ。

「勝負あり!」

 審判が旗を上げる。ヴァートの勝利であった。

 一礼して試合場を降りたヴァートに、大きな拍手が贈られた。

 控え室に向かいながら、ヴァートは招待客たちが陣取るバルコニーを見上げた。と、一人の男と目が合った――ような気がした。しかし、目が合ったと思ったのも束の間。男は身を翻し屋敷の中へ消えていった。

 ほんの数瞬の出来事である。あたりは暗く距離もあったため、相手の姿かたちもはっきりしない。しかし――その男との邂逅は、不思議とヴァートの心を捕えて離さないのだった。


「あれが、ヴァート・フェイロン……」

 バルコニーの一角で、男が呟いた。

 既に調査を進めていたとはいえ、この場でその本人の姿を見ようとは。男は想像だにしていなかった。

(まさに、あの男に瓜二つ……この私が見まごうはずがない。間違いない)

 途端に、男の眉間に皺が寄る。

 通りがかった一人の貴婦人が、男に挨拶しようとしたが――険しい顔で考え込む男を見て、びっくりした表情を浮かべながらその場を立ち去る。

 まだ第二試合が始まったばかりなのにもかかわらず、男は席を立ち姿を消した。その視線は、最後までヴァートに注がれていた。


 試合が終わったあとのヴァートはというと、本来の目的はそっちのけで試合に見入っていた。

 選りすぐりの武術家が集められた試合会だけあって、どの試合もまさに実力伯仲、実に見ごたえのあるものばかりだったのだ。

 とうとう最後の第十二試合が行われる段になり、ようやくヴァートは自分の目的を思い出す。

「マット・ブロウズ……」

 まさに、二ヶ月近く前にハミルトン道場で出会った男に間違いない。

 無精ひげを剃り髪をきちんと整えたブロウズは、古強者という表現がぴったりの佇まいであった。

 ブロウズの対戦相手は、ケラーなる長身痩躯の男であった。どことなくハミルトンを髣髴とさせる雰囲気がある。

 二人が扱う得物は、ヴァートが遣うものと同じ種類の長剣だ。

「始め!」

 審判の合図とともに、二人は構えた。いや、構えを取ったのはケラーのみ、と言ったほうが正しいだろう。

 ブロウズも一応は剣を構えてはいる。しかし、それは酷くぞんざいな構えで、形式的にケラーに向かって剣を突きつけているだけ、という状態だ。

 無論、ブロウズは隙だらけ――素人目にはそう見えるだろう。しかし、対戦相手のケラーは一歩も踏み込めないでいる。

(……強い)

 ヴァートは戦慄する。ケラーとて、この一夜の最後を締める試合に抜擢されるだけの、確かな実力を持っているはずだ。そのケラーがいかにも適当な構えのブロウズに打ち込めないのは、それだけ二人の実力に差があるということだ。

 ケラーも剣先をわずかに上げ下げしたり、重心を左右に揺らしたりと、細かい幻惑を入れてしきりに隙を覗うのだが、ブロウズはそれに対してつまらなそうに鼻を鳴らすのみ。

 ケラーの呼吸は乱れ、冷や汗が垂れている。焦っているのだ。

 ブロウズの実力は、自分自身を含めたすべての出場者のはるか上を行く。ヴァートはそう見取った。

 観客たちはさすがに目が肥えているとみえ、膠着した状況に対し野次を入れたりはしない。皆、固唾を飲んで試合場を見守っている。

 ヴァートも、おもわずごくりと唾を飲み込んだ。

 そのときである。

 試合中にもかかわらず、なんとブロウズは大きく欠伸をしたのだ。実力差に圧倒されていたケラーもこれには激高した。凄まじい気魄とともに、一気にブロウズに打ちかかった。

 右上からの袈裟懸け――と見せかけての、大腿部を狙った突き。動作と動作の間にも細かい幻惑を挟んだ、きわめて高度な一撃だ。

「ぬオんッ!?」

 ケラーから、奇妙な声が漏れた。必殺の一撃が空を斬った、それだけが理由ではない。背後から、何かがケラーの首筋を撫で上げたからである。

 ケーラーが振り返ると、そこには彼の首筋に剣を突きつけるブロウズの姿があった。その表情は、退屈な芝居を見たあとの客のように眠たげであった。

「まだやるか」

「……負けました」

 ケラーが敗北を認めると、一瞬間をおいて審判が旗を上げた。

 大きな歓声が巻き起こるが、勝者であるはずのブロウズはまるで興味がないようだ。背中を丸めて試合場を下りるのだった。


 ブロウズが試合場から下がったところを見計らい、ヴァートが声をかけた。

「お久しぶりです、ブロウズさん」

「お前は、フェイロンとかいったな。ハミルトンのところで会って以来か」

「はい、覚えていてもらえて光栄です」

「よせよせ。光栄などと言われると尻がかゆくなる」

 ブロウズは快活に笑った。ヴァートが想像していたよりも気さくな男のようだ。

「ときに、ブロウズさんはどこかのお抱えと聞きましたが」

「ああ。シアーズ家に厄介になっている。それがどうした?」

 ヴァートはどこまで突っ込んでいいものか悩みながらも、尋ねてみた。

「そのシアーズ様、どういう方なんですか?」

「んん? なぜそのようなことを聞く」

 ブロウズは、怪訝な顔をする。しくじったか、と思いつつ、ヴァートは慌てて取り繕った。

「いえ、俺も剣で身を立てたいと思ってまして」

「なるほど、仕官の口を探しているというわけか。野心があるのはいいことだ」

 ブロウズはにやりと笑った。

 自前の道場を持って経営者となる場合はともかく、職業的な武術家というのは基本的に収入が不安定である。試合の賞金がその主だった収入源となるからである。しかし、ブロウズのように貴族や富豪に召し抱えられている場合はその限りではない。武術家として生きて行くことを考えれば、有力な後ろ盾があるに越したことはない。

「シアーズ様は、武術家を手厚く保護してくれるとても心根の良いお方だ。俺のような変わり者でも、構わず飼い続けてくださる」

 言い繕うのでもなく、ブロウズは心の底からそう思っているようだった。

 そもそも、ろくに試合にも出ず数年間放浪の旅をするというブロウズを許容するというのだから、よほど心が広いのだろう。

「なるほど……そのシアーズ様は、今日はお見えですか」

「ああ。バルコニーのどこかに……む、すでに中に引っ込んでしまったかな」

 ブロウズはバルコニーに視線を巡らすが、目当ての人物は見つからなかったようである。

「もういいか。俺は屋敷に帰らねばならん」

 歩き出すブロウズの背中に、ヴァートが声をかけた。

「素晴らしい試合でした、ブロウズさん」

 ブロウズは僅かに肩を竦める。

「あんなものはただの遊びだ。武術家の真価は、木剣での試合などでは測れぬからな」

 軽く振り返って言ったブロウズの口元には、それまでとはうって変わった獰猛な笑みが浮かんでいた。

「ヴァート・フェイロン……今日の出場者の中で、本気でやり合いたいと思ったのはお前だけだったぞ。いつかその時が来るといいのだが」

 その言葉に、ヴァートのうなじの毛がちりりと逆立った。ブロウズから発せられた剣呑な空気に、ヴァートの身体が反応を示したのだ。

 ブロウズは、何事もなかったかのようにふたたび歩き出した。ヴァートは立ち尽くし、その背中を見守るのだった。

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