この短編集は『サクラドロップス』で言ったらハッカ味とチョコレート味がない。風変わりでへんてこな作品ばかりだが、駄作はない。(ハッカ味とチョコレート味が好きだったらごめんなさい)現実異世界世紀末と色々な世界の『ふとした一場面』を作者様独特の感性でうまく切り取っている。それらの作品には『青春』という隠し味がこめられているような気がします。